日本新闻: 東京五輪・パラ“無観客が最もリスク少ない”尾身会長ら提言案

東京とうきょう五輪ごりん・パラ“無む観客かんきゃくが最もっともリスク少すくない”尾身おみ会長かいちょうら提言ていげん案あん

Jun 17, 2021 08:06

Furigana

東京とうきょうオリンピック・パラリンピックをめぐり政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ会長かいちょうら専門せんもん家かによる提言ていげん案あんが判明はんめいしました。感染かんせん拡大かくだいを防ふせぐ観点かんてんから無む観客かんきゃくでの開催かいさいが最もっともリスクが少すくないとする一方いっぽう、観客かんきゃくを入いれる場合ばあいには現行げんこうの大だい規模きぼイベントよりも厳きびしい基準きじゅんに基もとづいて行おこなうべきだとしています。

東京とうきょう大会たいかいをめぐり、政府せいふの分科ぶんか会かいの尾身おみ会長かいちょうは感染かんせん症しょうの専門せんもん家かとして新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんリスクなどに基もとづいた見解けんかいを関係かんけい者しゃに伝つたえたいとして提言ていげんの取とりまとめを進すすめています。

判明はんめいした提言ていげん案あんでは首都しゅと圏けんの人ひと流りゅうが増加ぞうかの一途いっとをたどっており、7月つきにかけて感染かんせんが再さい拡大かくだいする蓋然がいぜん性せいが高たかいと考かんがえられると指摘してきしています。

そのうえで夏場なつばは旅行りょこうや帰省きせいで人々ひとびとが長距離ちょうきょりの移動いどうを行おこなうため感染かんせんが落ち着おちついた地域ちいきでも急きゅうに感染かんせん拡大かくだいする可能かのう性せいが高たかまるのに加くわえ、オリンピックの開催かいさいを契機けいきに人ひとの流ながれや接触せっしょく機会きかいが増ふえることで全国ぜんこくに感染かんせんが拡大かくだいし、8月つき下旬げじゅんには医療いりょう提供ていきょう体制たいせいへの負担ふたんが発生はっせいするリスクがあると警戒けいかい感かんを示しめしています。

このため政府せいふに対にたいし、6月つき下旬げじゅん以降いこうも継続けいぞくして強力きょうりょくな感染かんせん対策たいさくを行おこない、大会たいかい期間きかん中ちゅうに医療いりょうがひっ迫ひっぱくする可能かのう性せいが高たかまった場合ばあいには時期じきを逃のがさずに強つよい対策たいさくをちゅうちょなく取とるよう求もとめています。

また、大会たいかい主催しゅさい者しゃには無む観客かんきゃく開催かいさいが最もっとも感染かんせん拡大かくだいリスクが少すくない方法ほうほうだとする一方いっぽう、観客かんきゃくを入いれるのであれば現行げんこうの大だい規模きぼイベントよりも厳きびしい基準きじゅんに基もとづいて行おこなうべきだとしています。

さらに、都道とどう府県ふけんを越こえた人ひとの流ながれを抑おさえるため観客かんきゃくは開催かいさい地ちの人ひとに限かぎることや、感染かんせんが拡大かくだいし医療いりょうがひっ迫ひっぱくするような状況じょうきょうが見込みこまれる場合ばあいには時期じきを逸いっしないで無む観客かんきゃくに変更へんこうするよう求もとめています。