はつ民間みんかん独自どくじロケット発射はっしゃじょう建設けんせつ

Easy Japanese news
Jan 29, 2018 15:01
Furigana
Japanese newspaper
世界せかいてき需要じゅようちょう小型こがた衛星えいせい打ち上うちあげるためのロケットの発射はっしゃじょうを、大手おおて精密せいみつ機器ききメーカーキヤノンのグループ会社かいしゃなどがぜろいちねんまでに建設けんせつする計画けいかくあきらかにしました。建設けんせつ今後こんご国内外こくないがい複数ふくすう候補こうほから絞り込しぼりこむということで、国内こくないでの建設けんせつまれば、はつ民間みんかん独自どくじ発射はっしゃじょうとなります。ちょう小型こがた衛星えいせい打ち上うちあげるロケットの発射はっしゃじょう建設けんせつする計画けいかくあきらかにしたのは、キヤノン電子きやのんでんしやIHIエアロスペースなどよんしゃ共同きょうどう設立せつりつした会社かいしゃで、ぜろいちねんまでの完成かんせい目指めざします。

おもさがいちぜろぜろキロ以下いかちょう小型こがた衛星えいせいは、とく新興しんこうこくなどで、災害さいがい発生はっせい状況じょうきょうやパイプラインの保守ほしゅ点検てんけん、それに、農作物のうさくもつ生育せいいく状況じょうきょう上空じょうくうから調しらべる手段しゅだんとしてたか需要じゅよう見込みこまれていて、アメリカのベンチャー企業きぎょうなどが、ちょう小型こがた衛星えいせい打ち上うちあげのためのミニロケットの開発かいはつすすめるなど市場しじょうひろがりが期待きたいされています。

キヤノン電子きやのんでんしによりますと、建設けんせつ今後こんご国内外こくないがい複数ふくすう候補こうほ測量そくりょうなどの調査ちょうさおこなったうえでめるということです。

人工じんこう衛星えいせい打ち上うちあげられる日本にっぽんのロケット発射はっしゃじょうは、現在げんざい鹿児島かごしまけんにあるJAじぇいえいえっくすえい宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこう種子島宇宙センターたねがしまうちゅうせんた-内之浦うちのうら宇宙うちゅう空間くうかん観測かんそくしょか所かしょだけで、国内こくないでの建設けんせつまれば、はつ民間みんかん独自どくじ発射はっしゃじょうになります。

ちょう小型こがた衛星えいせい打ち上うちあすう増加ぞうか

ここすうねん宇宙うちゅう開発かいはつ分野ぶんや注目ちゅうもくされているのが、おおきさがすうじゅうセンチ以下いかおもさもいちぜろぜろキロよりかるちょう小型こがた衛星えいせいです。

スマートフォンの普及ふきゅうなどで民生みんせいよう電子でんし部品ぶひんこう機能きのうなものとなり、価格かかくやすくなった結果けっか、こうした部品ぶひん使つかってベンチャー企業きぎょうちょう小型こがた衛星えいせい開発かいはつし、宇宙うちゅう空間くうかん利用りようしたさまざまなビジネスに活用かつようするうごきがひろまりました。

アメリカのベンチャー企業きぎょう「プラネット」は、すでにちょう小型こがた衛星えいせいいちぜろぜろ以上いじょう打ち上うちあげ、地球ちきゅう全体ぜんたいつね撮影さつえいできる体制たいせいつくっていて、画像がぞうデータを企業きぎょうなどに販売はんばいするサービスを展開てんかいしています。

アメリカの航空こうくう宇宙うちゅう分野ぶんや会社かいしゃ報告ほうこくでは、おもぜろキロ以下いかちょう小型こがた衛星えいせいは、ぜろいちぜろねんには年間ねんかんさんぜろほどしか打ち上うちあげられませんでしたが、ぜろいちさんねんにはおよそいちぜろぜろになり、ぜろさんねんには観測かんそく通信つうしんサービスなどでの利用りようえて年間ねんかんさんぜろ打ち上うちあげられると予測よそくされています。

ミニロケットの開発かいはつさか

ちょう小型こがた衛星えいせい需要じゅよう増大ぞうだいともない、打ち上うちあげをていコストでおこなえるようにしようと、ミニロケットの開発かいはつさかんになっています。

これまで打ち上うちあげられてきた人工じんこう衛星えいせいは、おもさがトンをえるような大型おおがたのものがおおく、気象きしょう観測かんそく通信つうしんなどのために政府せいふ機関きかん打ち上うちあげるものが主流しゅりゅうで、ロケットも大型おおがたすすみました。

一方いっぽうで、ここすうねんは、電子でんし部品ぶひん高性能こうせいのう持ち運もちはこびが可能かのうなサイズのちょう小型こがた衛星えいせい開発かいはつされ、宇宙うちゅう空間くうかん利用りようしたさまざまなビジネスに活用かつようするうごきがひろまりました。

これにわせて、ちょう小型こがた衛星えいせいていコストで打ち上うちあげられるようにしようと、ミニロケットの開発かいはつさかんになっています。

今月こんげついちにちには、アメリカのベンチャー企業きぎょう「ロケットラボ」が開発かいはつした、全長ぜんちょういちななメートルのちょう小型こがた衛星えいせいせたロケットがあらたにニュージーランドに整備せいびした発射はっしゃじょうから打ち上うちあげられ、衛星えいせい予定よてい高度こうど切り離きりはなしてちょう小型こがた衛星えいせいのためのミニロケットのはつ打ち上うちあ成功せいこうとなりました。

日本にっぽんでも、JAじぇいえいえっくすえい宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうが、ちょう小型こがた衛星えいせい搭載とうさいできる全長ぜんちょういちぜろメートルほどのミニロケットの開発かいはつすすめていて、来月らいげつさんにち打ち上うちあ実験じっけんのぞみます。

また、北海道ほっかいどうのベンチャー企業きぎょう「インターステラテクノロジズ」もちょう小型こがた衛星えいせい専門せんもんせる格安かくやすのミニロケットの開発かいはつすすめ、打ち上うちあげビジネスへの参入さんにゅう目指めざしていて、ぜろぜろねん打ち上うちあげたいとしています。

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