ロシアで
今月逮捕された
野党勢力の
指導者ナワリヌイ
氏の
釈放を
求める抗議活動が、
先週に
引き続き31
日も
各地で
行われる
予定で、
支持者と
政権側の
緊張が
再び高まっています。ナワリヌイ
氏は、ロシアのプーチン
大統領への
批判を
繰り返してきた
野党勢力の
指導者で、
去年、
化学兵器の
神経剤で
襲われたとみられ、
今月、
療養先のドイツから
帰国した
直後、
過去の
有罪判決をめぐる
違反を
理由に、
逮捕されました。
これに対してナワリヌイ氏側は「不当な逮捕だ」として釈放を求め、支持者たちは31日、2回目となる抗議活動を呼びかけています。
今月23日に行われた最初の抗議活動では、ロシア各地で支持者が治安部隊と衝突し、人権団体は合わせて4000人以上が拘束されたとしています。
政権側は31日も厳しく取り締まる構えで、首都モスクワでは、集会が予定されている広場に近い地下鉄の7つの駅を閉鎖したうえ、付近一帯の通行を禁止するとしています。
この広場は、みずからの襲撃に関与したとナワリヌイ氏が主張する、ロシアの治安機関、FSB=連邦保安庁の本部前にあり、ナワリヌイ氏の支持者とプーチン政権の間で、緊張が再び高まっています。