日本新聞: 緊急事態宣言からまもなく1か月影響は興行やエンタメ業界にも

緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんからまもなく1か月かげつ影響えいきょうは興行こうぎょうやエンタメ業界ぎょうかいにも

Feb 6, 2021 06:02

Furigana

緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出だされてからまもなく1か月かげつ。影響えいきょうは興行こうぎょうやエンタメといった世界せかいでも続つづいています。

宣言せんげんの対象たいしょう地域ちいきで興行こうぎょうをしているプロレス団体だんたいは、開始かいし時間じかんを繰り上くりあげたり、試合しあい数すうを減へらしたりと試行しこう錯誤さくごを続つづけています。人気にんきプロレス団体だんたいの「DRAGONGATE」は5日にち夜よる、都内とないで興行こうぎょうをしましたが、午後ごご8時じをめどに終おえるため、当初とうしょの予定よていを30分ふん早はやめ、午後ごご6時じの開始かいしとしました。

また、ふだんは10分ふん程度ていど設もうけられる休憩きゅうけいの時間じかんもなくなったほか、試合しあい数すうも通常つうじょうより1試合しあいから2試合しあい少すくない6試合しあいでした。

このほか、感染かんせん拡大かくだいを防ふせぐため座席ざせきやパイプいすは前後ぜんご左右さゆうが空席くうせきとされたほか、プロレスにつきものの大おおきな声援せいえんは控ひかえるよう呼よびかけられ、観客かんきゃくは座すわったままで大おおきな拍手はくしゅを送おくっていました。

メーンのタッグマッチに出場しゅつじょうしたYAMATO選手せんしゅは「時間じかんを気きにしながらとなるとどんどん攻せめなければいけないのですごく疲つかれますが、お客おきゃくさんが苦くるしい状況じょうきょうの中なかでも見みに来きていただいているので、今いままで以上いじょうに命いのちを削けずる思おもいで試合しあいをしないといけない使命しめい感かんです」と話はなしていました。

団体だんたいでは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを受うけ、去年きょねんの3月つき下旬げじゅんから6月つきまではすべて無む観客かんきゃくで行おこなったほか、その後そのごも多おおくの興行こうぎょうで客席きゃくせき数すうを減へらしたことから、去年きょねんの売り上うりあげは例年れいねんの半分はんぶんほどに落ち込おちこんだということです。

「DRAGONGATE」の木戸きど亨とおる社長しゃちょうは「お客おきゃくさんを入いれてやれること自体じたいがありがたい話はなしなので、変化へんかに対応たいおうしないといけないと考かんがえています。売り上うりあげも落ち込おちこみましたが、なんとかこの苦境くきょうを乗り切のりきり、満員まんいんのお客おきゃくさんを入いれられる日ひが来くるまで、しっかり頑張がんばっていきたい」と話はなしていました。