「
北方領土の
日」の7
日、
菅総理大臣は、
返還を
求める全国大会に
ビデオメッセージを
寄せ、
北方領土問題の
解決に
向け、これまでの
日ロ
両国間の
諸合意を
踏まえて
着実に
交渉を
進めて
いく考えを
示しました。「
北方領土の
日」は、1855
年2
月7
日に
北方四島を
日本の
領土とする
条約がロシアとの
間に
結ばれたことにちなんで
定められ、
毎年、
返還を
求める全国大会が
開かれていますが、ことしは
新型コロナウイルスの
影響で、
元島民らは
オンラインで
参加しました。
東京都内で開かれた大会にビデオメッセージを寄せた菅総理大臣は「戦後75年が経過した今もなお、北方領土問題が解決されず、日本とロシアの間に平和条約が締結されていないことは誠に遺憾だ。去年9月、内閣発足後まもなく、プーチン大統領と電話会談を行い、平和条約締結問題を含む対話を継続することで一致した」と述べました。
そして「私の内閣においても、2018年のシンガポールでの首脳会談のやり取りはしっかりと引き継いでおり、これまでの両国間の諸合意を踏まえて、今後も着実に交渉を進めていく」と述べました。
また、菅総理大臣は、新型コロナウイルスの影響で中止になっている元島民による墓参などの交流事業について、早期の再開を目指す考えを示しました。