日本新聞: 震度6強気象庁会見今後の注意点や地震の特徴を指摘

震度しんど6強きょう気象庁きしょうちょう会見かいけん今後こんごの注意ちゅうい点てんや地震じしんの特徴とくちょうを指摘してき

Feb 14, 2021 02:02

Furigana

宮城みやぎ県けんと福島ふくしま県けんで震度しんど6強きょうの揺ゆれを観測かんそくした地震じしんについて、気象庁きしょうちょうは午前ごぜん1時じ過すぎに記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、今後こんごの注意ちゅうい点てんや地震じしんの特徴とくちょうについて指摘してきしました。気象庁きしょうちょうの鎌谷かまや紀子のりこ地震じしん情報じょうほう企画きかく官かんは「揺ゆれの強つよかった地域ちいきでは、家屋かおくの倒壊とうかいや土砂どしゃ災害さいがいなどの危険きけん性せいが高たかまっている。今後こんごの地震じしん活動かつどうや降雨こううの状況じょうきょうに十分じゅうぶん注意ちゅういし、やむを得やむをえない事情じじょうが無ない限かぎり、危険きけんな場所ばしょに立ち入たちいらないなど身みの安全あんぜんを図はかるよう心こころがけてほしい。今後こんご1週間しゅうかん程度ていどは、最大さいだい震度しんど6強きょう程度ていどの揺ゆれを起おこす地震じしんに注意ちゅういしてほしい」と呼よびかけました。

地震じしんの特徴とくちょうについては「2011年ねんに東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいを引き起ひきおこした巨大きょだい地震じしんの余震よしんと考かんがえられる。余震よしんが起おきている範囲はんいでは地震じしん活動かつどうは全体ぜんたいとして徐々じょじょに低下ていかする傾向けいこうにあるが、年間ねんかんの発生はっせい数すうは巨大きょだい地震じしんの前まえよりも多おおい状態じょうたいが続つづいていて、引き続ひきつづき注意ちゅういが必要ひつようだ」と述のべました。

また、広ひろ範囲はんいで強つよい揺ゆれが観測かんそくされたことについて「マグニチュード7.3と規模きぼが大おおきく、震源しんげんが55キロと深ふかかったため広ひろい範囲はんいで強つよい揺ゆれになったと考かんがえられる」と述のべました。

今後こんごの注意ちゅうい点てんについては「夜間やかんの時間じかん帯たいは、やむをえない事情じじょうが無ない限かぎり、危険きけんな場所ばしょには立ち入たちいらず、身みの安全あんぜんを確保かくほしてほしい。停電ていでんしている地域ちいきでは、落おちて割われた食器しょっきなどでけがをする可能かのう性せいもあるため、明あかるくなってから片かたづけを始はじめるようにしてほしい」と呼よびかけました。

また「眠ねむっているときに大おおきな地震じしんが発生はっせいすることもあるので、休やすむ場所ばしょの周辺しゅうへんをもう一度もういちど確認かくにんしてほしい。確率かくりつは低ひくいが、今回こんかいの地震じしんよりも大おおきな地震じしんが発生はっせいする可能かのう性せいもあるため、今後こんごの地震じしんの情報じょうほうにも注意ちゅういしてほしい」と呼よびかけました。