震度6
強の
揺れを
観測した
先月の
地震で
一部区間が
不通となっている
東北新幹線は、2
日、
福島県の
郡山と
福島の
間で
運転を
再開しました。
これにより、
およそ半月ぶりに
東京駅と
福島駅の
間で
直通運転が
再開されました。
先月16日の地震で東北新幹線は列車の脱線や設備の損傷のため、福島県の郡山と岩手県の一ノ関の間で不通が続いていましたが、このうち復旧作業が終わった郡山と福島の間で2日、運転を再開しました。
およそ半月ぶりに東京との直通運転が再開されたJR福島駅の新幹線ホームでは、大きな荷物を手にした人など東京方面に向かう大勢の利用客の姿が見られました。
東京にいる娘と孫に会いにいく予定だという70代の男性は「車だと不便だったので新幹線の運転が再開してうれしい」と話していました。
また、福島駅を経由する山形新幹線も東京との直通運転が再開され、JR山形駅は、東京方面に向かう人たちでにぎわいました。
群馬県に向かうという女性は「山形に来るときは在来線を乗り継ぎ、満席で立っていたので大変でした。新幹線が再開して助かります」と話していました。
JR東日本によりますと、東京と福島の間は当面、新幹線の運行本数を通常の半分程度に抑えるほか、郡山と福島の間は安全を確保するため時速およそ160キロと通常の半分ほどに速度を落として運転するということです。
JR東日本は残る不通区間のうち、4日に仙台と一ノ関の間で運転を再開し、残る福島と仙台の間は今月20日前後の再開を目指しています。