減少傾向が
続く地域では、
学校行事や
高齢者施設の
面会を
再開する
など行動制限を
緩和し、
日常生活を
取り戻そうという
動きが
出始めています。
千葉市の特別養護老人ホーム「かなめ一倫荘」は去年8月の開所以来、面会の制限を続けてきました。
しかし、まん延防止等重点措置の解除や地域での感染が減少傾向となっていることを受け、今月1日から3回目のワクチン接種を済ませた人に限り、対面での面会を再開させました。
今月22日には早速、入所する91歳の女性の娘が面会に訪れました。
面会は入り口で検温と消毒をしてワクチンの接種歴を確認したうえで共有スペースで1回15分に限って行われました。
女性は認知症の症状がありますが、娘が直接体を触れながら「ひ孫が生まれたよ」などと近況を語りかけると、笑顔を見せながらうなずき、その様子を見て娘は目に涙を浮かべていました。
女性は2
か月前に
入所して
以来、
施設内での
対面での
面会は
初めてだったということで、
娘は「
これまで
電話で
様子をうかがうことしかできず
元気で
過ごしているか
心配で、しかたがありませんでしたが、
直接顔を
見て
話すことができて
安心しました」と
話していました。
この施設ではことし1月に入所者と職員、合わせて19人が感染するクラスターが発生したこともあり、厳しい行動制限を続けてきました。しかし、制限による高齢者へのマイナスの影響も大きいと判断し、今月中旬には花見に出かけるなど、去年の開所以来初めて外出も行ったということです。
施設の現場責任者を務める大熊宏紀さんは「職員も電車で通勤するなどしている中、施設へのウイルスの持ち込みをゼロにすることは難しい。感染対策のために高齢者の生活をすべて制限するのではなく、少しでも両立できる方法を模索している」と話していました。
<減少傾向>千葉の中学校 対面でのグループ学習が再開
子供たちが
学習機会を
必要以上に
失うことがないよう、
千葉県内の
学校で
新型コロナウイルスの
感染対策として
行われていた
学習や
行事などの
制限が
独自に
緩和されたことを
受け、
千葉市内の
中学校では
対面でのグループ
学習が
再開されました。
千葉県教育委員会は子どもたちが学習機会を必要以上に失うことがないよう今月15日から学習や行事などの制限を独自に緩和しました。これを受けて千葉市中央区の県立千葉中学校は、これまで自粛してきた対面でのグループ学習を再開しました。
国の学校での感染対策マニュアルでは「児童・生徒が長時間、近距離で対面形式となるグループワークは特に感染リスクが高い」とされています。
生徒たちは1
グループ4
人で
対面でグループ
学習を
行い、
理科の
授業では
互いに協力しながら
顕微鏡で
微生物を
観察した
ほか、
英語の
授業では
ゲーム形式で
英会話をしていました。
1年生の女子生徒は「分からないことをみんなと話すことができて楽しいです。協力するからこそできることは多いので、グループ学習ができてうれしいです」と話していました。
茂呂崇 副校長は「子どもたちがグループで一緒に話したり、教え合ったりして、支え合う関係は大切なことで、制限緩和はプラスになっている」と話していました。
学校はこれまで自粛してきた対面での給食や県外での校外学習なども今後、再開することにしています。
<増加傾向>鹿児島の中学校では生徒が率先して感染対策
一方で、
新規感染者の
増加傾向が
続く鹿児島県。
26日の感染者の数が974人と過去最多を更新し、その4割以上を10歳未満と10代の若者が占めていて学校での感染の広がりが懸念されています。
こうした
中、
全校生徒180
人の
鹿児島市の
郡山中学校では
生徒会の「
保健体育安全部」の
生徒たちが
率先して、
感染対策に
取り組んでいます。
休み時間には毎日、校内放送で感染対策を呼びかけていて、放送では先週、給食時間の前に大きな声が聞こえたことをとりあげ「気の緩みは感染への近道です」と注意を促していました。
また給食のおかずなどを取りに来た生徒一人ひとりの手に消毒液を振りかける活動も毎日続けています。28日は全校生徒が市内の公園などを巡っておよそ17キロの道のりを歩く「遠行」という行事が予定されていて、生徒たちは感染者が増えて行事が中止にならないよう活動に力を入れています。
3年生で保健体育安全部の部長を務める請園大斗さんは「楽しめる行事なので、感染対策をして一人もかからないようにしたい。自分たちのことなので先生に言われる前に生徒どうしで気をつけたいし、同じ生徒どうしで言い合う方がわかりやすいと思う」と話していました。
新型コロナ対策分科会が示した「大型連休の感染対策」は…
27
日に
開かれた
新型コロナ
対策分科会では、
政府がまとめた
大型連休の
感染対策を
呼びかける文書が
示されました。
この中では大型連休で多くの人の行動が活発になり接触機会が増えることが予想されるとしたうえで、感染拡大を防ぎながら社会経済活動を維持・回復するために
▽基本的な感染対策の徹底、
▽日常生活の中でも積極的に検査を受けること、
▽若い世代を含めてワクチンの3回目の接種を早めに受けることが必要だとしています。
そして、
特に旅行や
帰省などで
移動する
際の
注意点として
▽かぜの症状があるなど体調不良の場合は外出や移動を控えること、
▽移動先では感染リスクの高い行動を控えること、
▽特に帰省をする場合には高齢の親族など多くの人との接触があるためワクチンの3回目接種をしていない人は、出発前に抗原検査キットなどで検査を受けることなどを呼びかけています。
このほか、
▽飲食店では大人数や大声、長時間の利用や密集・密閉・密接の「3密」を避けて換気を徹底すること、
▽家庭でも移動先から戻ったあとなどで体調不良の人がいる場合は速やかに医療機関を受診するか、検査することなどを呼びかけています。
タイ・カンボジア 合意した停戦が発効 緊張緩和が進むかが焦点
国境地帯で武力衝突を続けてきたタイとカンボジアが28日、マレーシアなどの仲介で無条件の停戦で合意したのを受けて、日本時間の29日午前2時に停戦が発効しました。その後、双方の衝突に関する情報は伝えられておらず、今後、緊張の緩和が進むのかが焦点となります。
N2
Source: NHK
936
Jul 29, 2025 05:07
日銀 金融政策決定会合 政策金利を据え置く方向で議論の見通し
日銀は31日、2日目の金融政策決定会合を開きます。日銀内では、トランプ政権の関税措置をめぐる日米交渉の合意で不確実性は低くなったという受け止めがある一方、企業収益などに与える影響を見極めたいという意見も多く、会合では政策金利を据え置く方向で議論が行われる見通しです。
N2
Source: NHK
442
Jul 31, 2025 06:07
米FRB 利下げを見送り 政策金利の据え置き決定 5会合連続
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める会合を開き、30日、利下げを見送り、政策金利を据え置くことを決定したと発表しました。ただ、2人の理事が利下げを支持して反対する異例の状況にもなっていて、関税措置による影響が広がっているとの懸念も出る中、今後の利下げをめぐる判断が焦点となります。
N1
Source: NHK
245
Jul 31, 2025 07:07
自民党両院議員総会を来週後半にも開催の方向で調整
参議院選挙の敗北を受けて自民党は、来週後半にも両院議員総会を開く方向で調整を進めています。総会を通じてみずからへの辞任圧力を強めようとする動きもある中、石破総理大臣としては、丁寧に説明を続け、続投への理解を重ねて求めていく考えです。
N1
Source: NHK
141
Jul 30, 2025 05:07
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