いわゆる家政婦の
働き
方について
厚生労働省が
およそ60
年ぶりに
調査を
行い、85%が
働き
方に
満足しているとした
一方で、
一日10
時間以上働いていると
回答した
人が13%と
一部で
長時間の
勤務になっていることが
分かりました。
家政婦について、国は個人間の契約で家庭内で働き、一般の労働者と異なるなどとして労働基準法を適用しないと定めていますが、こうした対応は時代にそぐわないと訴える裁判が起こされているほか、NPO法人が3万人以上の署名を集めて改善を求めています。
厚生労働省は、およそ60年ぶりに家政婦として個人と契約をして働いた経験のある人を対象に働き方の調査を行い、1997人から有効な回答を得ました。
それによりますと、働き方について「満足している」と「やや満足している」と回答したのは85.4%でした。
一方で、休憩時間を除いた一日当たりの平均勤務時間が10時間以上と回答した人が13.2%と一部で長時間の勤務になっていることが分かりました。
契約の内容を複数回答で尋ねると、企業で働く人の場合、通常定められている
▽勤務時間が86.4%、
▽業務内容が81.4%、
▽賃金は68.2%、
▽休憩時間は26.6%などにとどまり、契約があいまいになっている実態も浮き彫りになりました。
厚生労働省は調査結果を踏まえ、家政婦として働く人の労働環境をどのように守っていくのか検討することにしています。