일본어 뉴스: 国連日本政府に“入管施設内の対応改善を” 勧告

国連こくれん日本にっぽん政府せいふに“入管にゅうかん施設しせつ内ないの対応たいおう改善かいぜんを” 勧告かんこく

Nov 4, 2022 11:11 2

Furigana

国連こくれんの人権じんけんに関にかんする委員いいん会かいは、日本にっぽんの入管にゅうかん施設しせつで去年きょねんまでの5年間ねんかんに3人にんの収容しゅうよう者しゃが死亡しぼうしたことなどに懸念けねんを示しめしたうえで、日本にっぽん政府せいふに対にたいして、施設しせつ内ないの対応たいおうの改善かいぜんをはかるよう勧告かんこくしました。

国際こくさい的てきな人権じんけん規約きやくに基もとづいて、各国かっこくの人権じんけん状況じょうきょうを審査しんさしている国連こくれんの委員いいん会かいは、3日にち、日本にっぽん国内こくないの状況じょうきょうについての勧告かんこくを公表こうひょうしました。

このなかで日本にっぽんの出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんり庁ちょうの施設しせつにおいて、2017年ねんから去年きょねんまでの5年間ねんかんに3人にんの収容しゅうよう者しゃが死亡しぼうしたことを挙あげ「施設しせつ内ないの医療いりょう状態じょうたいが劣悪れつあくだという憂慮ゆうりょすべき報告ほうこくがある」と懸念けねんを示しめしました。

そのうえで、入管にゅうかんの施設しせつ内ないでも適切てきせつな医療いりょうへのアクセスを確保かくほするなど、施設しせつ内ないの対応たいおうの改善かいぜんをはかるよう勧告かんこくしました。

入管にゅうかん施設しせつの対応たいおうをめぐっては去年きょねん、名古屋なごや市しにある入管にゅうかん施設しせつでスリランカ人じんの女性じょせいが体調たいちょう不良ふりょうを訴うったえたあと亡なくなり、遺族いぞくが国くにに賠償ばいしょうを求もとめる訴うったえを起おこしています。

また、委員いいん会かいは勧告かんこくの中なかで日本にっぽん政府せいふに対にたいし、国内こくないの人権じんけんを保護ほごするため国際こくさい的てきな基準きじゅんにそった独立どくりつした人権じんけん救済きゅうさい機関きかんを早期そうきに創設そうせつすることも求もとめています。

スイスのジュネーブで開ひらいた記者きしゃ会見かいけんで、委員いいん会かいの担当たんとう者しゃは「日本にっぽん政府せいふは外国がいこく人じんが不当ふとうな扱あつかいを受うけないよう、あらゆる適切てきせつな措置そちをとるべきだ」と改善かいぜんを訴うったえました。

葉梨はなし法相ほうしょう「きめ細きめこまかな人権じんけん救済きゅうさいに対応たいおう」

葉梨はなし法務ほうむ大臣だいじんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「人権じんけん救済きゅうさい制度せいどは、従来じゅうらい、わが国わがくににおいても議論ぎろんのあるところで、不断ふだんの検討けんとうをしている段階だんかいだ。国連こくれんの勧告かんこくはしっかり受け止うけとめるが、現げん段階だんかいでは、個別こべつ法ほうによるきめ細きめこまかな人権じんけん救済きゅうさいに対応たいおうしていきたい」と述のべました。