野生動物の「ムジナ」のしっぽに形が似ていることから、和名として名付けられました。
研究チームによりますと、去年10月、石川県内のため池を調べていた際、それまで確認されていなかった「ムジナモ」を見つけ、遺伝子の解析結果などから野生の個体群である可能性が高いと言えるということです。
研究チームは、種(しゅ)の保存の観点から場所の詳細を公表していませんが、ため池周辺の樹木が取り除かれ、適度な光が差し込んだことで種(たね)が芽吹いた可能性が考えられるということです。 発見した研究チームの西原昇吾さんは「植物は種(たね)の状態で何十年も生きることができるが、発見した時はまさかと思った。環境の変化で数を減らし、絶滅のおそれのある植物が再び姿を現す可能性を示している」と話しています。