17日午後、
千葉県横芝光町にある
金属加工会社の
工場で
爆発が
起きて
炎上し、
従業員の
男女3人がやけどなどの
大けがをしました。
警察と
消防が
詳しい
状況を
調べています。
17日午後2時前、
千葉県横芝光町長山台にある
金属加工会社「
放電精密加工研究所」の
成田事業所の
工場で、「
炉が
爆発して
けが人が
出ている」と
消防に
通報がありました。
警察などによりますと、工場の「塗装ブース」と呼ばれる付近で爆発が起きて炎上したということです。
火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、この事故で、塗装ブース付近で作業をしていた従業員の男性2人、女性1人の合わせて3人がやけどなどの大けがをしました。
会社によりますと、この工場では、航空機や自動車の部品の金属加工を行っていて、塗料の焼き付けをするための炉があるということです。
警察によりますと、当時、「塗装ブース」では、トラックの部品の塗装作業をしていて、工場内にいたほかの従業員13人は、外に避難したということです。
工場の向かいにある別の会社の社員は「現場のほうから爆発音のような音を聞いた。中の様子はわからないが、1時間たっても建物から黒い煙が上がっている」と話していました。
現場は、JR横芝駅から北西におよそ5キロ離れた工業団地の一角で、警察と消防が、当時の詳しい状況や爆発が起きた原因を調べています。
電気の放電で金属加工
「放電精密加工研究所」のホームページによりますと、この会社は神奈川県厚木市に本社があり、電気の放電によって金属を加工する「放電加工」と呼ばれる技術を用いて自動車部品や航空機のエンジンの部品などの加工を行っていると記されています。成田事業所は全国に8つある事業所の1つで、会社によりますと金属の塗装などを行っていて、塗料の焼き付けをするための炉があるということです。