福島県の
昔の
話です。
村では、
家の
屋根に
白い
矢が
立つと、その
家の
娘を
神様にささげなければなりませんでした。
在村子里,如果某户人家的屋顶上出现了白色的箭头,那户人家就必须把自己的女儿献给神明。
ある
年、
矢が
村で
一番お金がある
人の
家に
立ちました。
7日以内に
娘を
神様にささげなければなりません。
そのとき、
村に
薬を
売りに
来た
人がいました。
薬を
売る
人は「
神様が
娘を
食べることはないと
思います。
何が
娘を
食べるのか、
私が
調べます」と
言いました。
そして、
神様がいる
山に
行きました。
夜になると、
大きな
化け物が4
匹、
神様をまつる
社に
入りました。
化け物たちは「
播磨の
国のめっかい
犬に
知られたら、
私たちは
死んでしまう」と
言いました。
他们说:“如果被播磨的强壮狗发现了,我们就会死的。”
薬を
売る
人は、
播磨の
国に
強い
犬がいることを
思い
出しました。
薬を
売る
人は、
お金がある
人にこの
話をしました。
そして、
播磨の
国からめっかい
犬を
連れてきました。
村の
人たちは、
娘の
代わりに
犬を
社に
運びました。
夜、
化け物が
社に
入ると、
薬を
売る
人は
社の
扉に
鍵をかけました。
夜晚来临时,当怪物们进入寺庙时,卖药的人关上了寺庙的大门并锁上了门。
化け物は
娘を
食べようとして、
犬が
入った
お棺を
開けました。
怪物们本想吃掉少女,但当他们打开棺材时,里面却是一只狗。
犬は
化け物を
倒しました。
村の
人たちは
安心して
生活できるようになりました。