東京を走るJR東日本の山手線で、客が乗った電車で自動運転をする実験が始まりました。11日の夕方、最初の電車が大崎駅を出発しました。電車はJR東日本が作った自動運転の機械を使っています。運転席で運転士が出発のボタンを押すと、そのあとは自動でスピードを変えたり、駅にとまったりしました。
山手線は大勢の人が利用していて、電車が3分に1回来るときもあります。人がホームから落ちないようにするドアがない駅や踏切もあります。このため、予定どおりに走ることや安全に走ることが大事です。
JR東日本はこれから2か月、2つの電車で実験をして、データを集めます。2028年ごろには山手線を全部、自動運転にしたいと考えています。
