フィギュアスケートの世界選手権は今月18日からカナダで開催され、男子シングルで3連覇をかけて臨む宇野選手は、大会を前に横浜市内のリンクで練習を公開しました。
宇野選手は今シーズン、スケーティングや振り付けなど持ち味とする表現力にさらなる磨きをかけてきましたが、シーズン後半にかけ結果を求めるなかでジャンプの精度向上にも力を入れています。
この日は練習の大半をジャンプにあて、軸となる4回転トーループやトリプルアクセルを入念に確認したほか、高得点のカギとなる4回転ループや4回転フリップにも繰り返し取り組んでいました。
宇野選手は動画を見ながら修正点を見つけ、納得いくまで跳び続けるなど、大会に向けたモチベーションの高さを感じさせました。
3連覇に向けては、4回転アクセルを含む複数の4回転ジャンプを持ち味として、今シーズンのグランプリファイナルを制したアメリカの19歳、イリア・マリニン選手などが強力なライバルとなります。
宇野選手は「マリニン選手のレベルは突き抜けているが、挑戦して食らいつくしかない。自分がいちばん満足のいく、後悔のない演技をしたい。応援してくれる人のためにも自分のためにも、最善のいちばんいい試合にできたらいい」と意気込みを話していました。