韓国で2020年に生まれ、人気者になったジャイアントパンダの「福宝(フーバオ)」が、来月中国へ引き渡される。一般公開の最終週には5~6時間待ちの行列ができた。
フーバオは首都ソウル郊外の龍仁市にあるテーマパーク、エバーランド・リゾートで飼育されてきた。エバーランドの親会社と中国野生動物保護協会の協定により、4歳になる前に返還されることになっていた。
フーバオは20年7月、中国から貸与された雌の「愛宝(アイバオ)」と雄の「楽宝(ローバオ)」の間に、韓国初の自然繁殖パンダとして生まれた。
SNS上で配信された誕生後の映像は大きな人気を呼び、先月の時点でユーチューブチャンネルの登録者は120万人以上、総再生回数は5億を超えた。昨年夏には、生い立ちを振り返った2時間の動画が160万の再生回数を記録した。