イギリスのウェールズ自治政府の首相にゲシング氏が指名され、ヨーロッパで初めて黒人の首相が誕生します。
イギリスのウェールズ議会は20日、ボーン・ゲシング氏(50)をウェールズ自治政府の新たな首相に指名しました。
近くチャールズ国王の承認を経て、首相に就任します。
指名を受けてゲシング氏は「現代のウェールズ人にとって誇りであると信じている」「私にとっては大きな責任」と語りました。
アフリカのザンビアで生まれたゲシング氏は父親がウェールズ出身、母親がザンビア人で、幼いころにイギリスに移住したということです。
ゲシング氏の首相就任により、イギリスでは史上初めて中央政府と3つの自治政府すべての首相職を「白人の男性」以外が務めることになります。
地元メディアは「イギリスで多様性が進んでいる証だが、まだ差別は残っている」などと指摘しています。
