일본어 뉴스: スペイン東部洪水 200人以上死亡対応遅れで被害拡大と批判も

スペイン東部とうぶ洪水こうずい 200人にん以上いじょう死亡しぼう対応たいおう遅おくれで被害ひがい拡大かくだいと批判ひはんも

Nov 2, 2024 07:11

Furigana

スペイン東部とうぶで起おきた記録きろく的てきな大雨おおあめによる洪水こうずいでは、これまでに200人にん以上いじょうが死亡しぼうし消防しょうぼうや軍ぐんによる救助きゅうじょ活動かつどうが続つづけられています。一方いっぽう、現地げんちでは、当局とうきょくの対応たいおうの遅おくれが被害ひがいの拡大かくだいにつながったとして批判ひはんも起おきています。

10月つき29日にちから30日にちにかけてスペイン東部とうぶのバレンシア州しゅうなどで記録きろく的てきな大雨おおあめが降ふって洪水こうずいが起おき、車くるまや橋はしが流ながされるなどの被害ひがいが相次あいつぎました。

地元じもとメディアによりますとこれまでに合あわせて205人にんの死亡しぼうが確認かくにんされ、スペイン国内こくないの水害すいがいとしては過去かこ50年ねんで最悪さいあくの規模きぼだと伝つたえられています。

被災ひさい地ちでは1日にちも雨あめが降り続ふりつづくなか、消防しょうぼうなどに加くわえて軍ぐんの部隊ぶたいも救助きゅうじょ活動かつどうに投入とうにゅうされ、水みずに浸つかった車くるまの中なかを捜索そうさくしたり、道路どうろにたまった土砂どしゃをかき出かきだしたりしていました。

一方いっぽう、現地げんちでは、当局とうきょくの対応たいおうの遅おくれが被害ひがいの拡大かくだいにつながったとして批判ひはんも起おきていて、地元じもとメディアは当局とうきょくが住民じゅうみんに災害さいがいへの警戒けいかいを呼よびかけた時ときにはすでに被害ひがいが広ひろがっていたという被災ひさい者しゃの声こえを伝つたえています。

現地げんちでは多おおくの道路どうろが寸断すんだんされて救助きゅうじょ活動かつどうが難航なんこうし、依然いぜんとして行方ゆくえがわからない人ひともいるということで、被害ひがいはさらに拡大かくだいするおそれがあります。

また、世界せかい各地かくちの異常いじょう気象きしょうについて調しらべている国際こくさい的てきな研究けんきゅうチームは、今回こんかいの大雨おおあめをもたらした低てい気圧きあつが勢力せいりょくを強つよめた原因げんいんとして地球ちきゅう温暖おんだん化かが影響えいきょうしている可能かのう性せいがあるという見方みかたを示しめしました。

被災ひさい地ちの様子ようすは

大おおきな被害ひがいが出でた町まちのひとつ、バレンシア州しゅうのウティエルでは、あちこちに土砂どしゃやがれきが散乱さんらんし、洪水こうずいで流ながされた車くるまなどが水みずに浸つかったまま残のこされていました。

現地げんちは1日にちの夜よるに入はいり、片かたづけ作業さぎょうなどを終おえて泥どろだらけになった人ひとたちが疲つかれた様子ようすで歩あるいていました。

町まちなかにある住宅じゅうたくには1メートル以上いじょうの高たかさまで泥水どろみずが流れ込ながれこんできたということで、壁かべにはくっきりと水みずのあとが残のこっていました。

家いえの中なかは一いち面めん泥どろだらけになり、住すんでいた人ひとたちは、別べつの家いえに避難ひなんしたということです。

住宅じゅうたくの片かたづけを手伝てつだっていた58歳さいの男性だんせいによりますと、洪水こうずいが発生はっせいしてからあっという間あっというまに水位すいいが上あがり、家いえの中なかに水みずが入はいってきたということで、「大雨おおあめが降ふるとは聞きいていたが、こんな津波つなみのような災害さいがいになるとは誰だれも教おしえてくれなかった」などと話はなし、憤いきどおりをあらわにしていました。