Japanese News: 国民 “103万円の壁” 税制改正議論で一定の結論求めることに

国民こくみん “103万まん円えんの壁かべ” 税制ぜいせい改正かいせい議論ぎろんで一定いっていの結論けつろん求もとめることに

Nov 5, 2024 05:11

Furigana

衆議しゅうぎ院いんで与党よとうが過か半数はんすうを割り込わりこむ中なか、国民こくみん民主みんしゅ党とうは、いわゆる「103万まん円えんの壁かべ」の見直みなおしを早期そうきに実現じつげんするため、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうに対にたいし、年末ねんまつにかけて行おこなわれる来年度らいねんどの税制ぜいせい改正かいせいの議論ぎろんで一定いっていの結論けつろんを出だすよう求もとめることにしています。

衆議しゅうぎ院いんで与党よとうが過か半数はんすうを割り込わりこむ中なか、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうは先週せんしゅう、国民こくみん民主みんしゅ党とうと政策せいさくごとに協議きょうぎを進すすめることで一致いっちし、3党とうの政策せいさく責任せきにん者しゃは、5日にちにも個別こべつに面会めんかいするなど、協議きょうぎの開始かいしに向むけた調整ちょうせいを進すすめることにしています。

協議きょうぎの中なかで国民こくみん民主みんしゅ党とうは、国民こくみんの税ぜい負担ふたんの軽減けいげんに向むけて、所得しょとく税ぜいの基礎きそ控除こうじょなどを178万まん円えんに引き上ひきあげる案あんを議論ぎろんし、いわゆる「103万まん円えんの壁かべ」の見直みなおしを早期そうきに実現じつげんしたいとしています。

これについて、玉木たまき代表だいひょうは「恒久こうきゅう的てきな措置そちとしてやっていきたいので、年末ねんまつの税制ぜいせい改正かいせいの中なかに入いれてもらいたい」と述のべており、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうに対にたいし、年末ねんまつにかけて行おこなわれる来年度らいねんどの税制ぜいせい改正かいせいの議論ぎろんで一定いっていの結論けつろんを出だすよう求もとめることにしています。

こうした中なか、石破いしば総理そうり大臣だいじんは4日にち、衆議院しゅうぎいん選挙せんきょの結果けっかを受うけて「与党よとうだけで物事ものごとを決きめるのではなく、野党やとうにいろいろな民意みんいが示しめされたわけで、どこに一致いっち点てんを見みいだすのか、それを実現じつげんするのが仕事しごとだ」と述のべました。

「103万まん円えんの壁かべ」の見直みなおしをめぐって、政府せいふ・与党よとう内ないでは、基礎きそ控除こうじょなどを178万まん円えんに引き上ひきあげれば、国くにと地方ちほうを合あわせて7兆ちょう円えんから8兆ちょう円えん程度ていどの減収げんしゅうが見込みこまれるとして、178万まん円えんよりも低ひくく設定せっていして減収げんしゅうを抑おさえる案あんなどが出でており、今後こんご、与党よとう内ないで調整ちょうせいが行おこなわれる見通みとおしです。