テレビドラマにもなった
時代小説「
御宿かわせみ」
シリーズなどで
知られる
作家の
平岩弓枝さんが
今月9
日、
間質性肺炎のため
東京都内の
病院で
亡くなりました。91
歳でした。
平岩弓枝さんは東京出身で、大学を卒業後、作家の戸川幸夫さんや長谷川伸さんのもとで小説を学び、1959年に「鏨師」で直木賞を受賞して注目を集めました。
学生時代から親しんできた日本舞踊や能、狂言など伝統文化についての知識をもとにさまざまな作品を発表し、代表作の時代小説「御宿かわせみ」シリーズは、ベストセラーとなり、テレビドラマにもなりました。
また随筆や戯曲、テレビドラマの脚本なども手がけ、NHKで1967年から翌年にかけて放送された連続テレビ小説「旅路」の脚本を担当するなど、数々のヒット作を生み出しました。
こうした功績が評価され、1997年に紫綬褒章、2016年には文化勲章を受章しています。
家族によりますと、平岩さんはことしに入って体調を崩していたということで、今月9日、間質性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。