Báo tiếng Nhật: 奄美大島で大雨 360人余が孤立状態全域で断水の地域も

奄美あまみ大島おおしまで大雨おおあめ 360人にん余よが孤立こりつ状態じょうたい全域ぜんいきで断水だんすいの地域ちいきも

Jun 21, 2023 15:06

Furigana

梅雨つゆ前線ぜんせんの影響えいきょうで鹿児島かごしま県けんの奄美あまみ大島おおしまでは大雨おおあめとなっていて、宇検うけん村むらでは6つの集落しゅうらくで360人にんあまりが孤立こりつ状態じょうたいになっているほか、瀬戸内せとうち町まちでは町まちのほぼ全域ぜんいきで断水だんすいしているということです。

奄美あまみ地方ちほうでは21日にち夜よる遅おそくにかけて非常ひじょうに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあり、土砂どしゃ災害さいがいに厳重げんじゅうな警戒けいかいが必要ひつようです。

名瀬なぜ測候そっこう所しょによりますと、奄美あまみ地方ちほうに停滞ていたいしている梅雨つゆ前線ぜんせんに向むかって暖あたたかく湿しめった空気くうきが流れ込ながれこみ、奄美あまみ大島おおしまには20日にち夜よるから発達はったつした雨雲あまぐもがかかり続つづけていて大雨おおあめになっています。

古仁屋こにやでは21日にち午前ごぜん10時じまでの24時間じかんに降ふった雨量うりょうが392ミリに達たっし、平年へいねんの6月つき1か月かげつ分ぶんに迫せまる大雨おおあめとなっていて、6月つきの観測かんそく史上しじょう1位いを更新こうしんしました。

この大雨おおあめで奄美あまみ大島おおしまの各地かくちで被害ひがいが出でています。

宇検うけん村むらではがけ崩がけくずれや冠水かんすいの影響えいきょうで県道けんどうの4か所かしょなどが通行止つうこうどめとなり、▽平田ひらた、▽阿室あむろ、▽屋鈍やどん、▽部連ぶれん、▽名柄ながら、▽佐念さねんの、6つの集落しゅうらくであわせて228世帯せたい365人にんが孤立こりつ状態じょうたいになっているということです。

村むらによりますと、解消かいしょうのめどはたっていませんが、いずれの集落しゅうらくの住民じゅうみんとも連絡れんらくは取とれているということです。

また、瀬戸内せとうち町まちでは大雨おおあめの影響えいきょうで、町まちのほぼ全域ぜんいきのおよそ4000世帯せたいで断水だんすいしていて、復旧ふっきゅうには時間じかんがかかる可能かのう性せいがあるということです。

午後ごご2時じ現在げんざい、奄美あまみ大島おおしまでは奄美あまみ市し、大和やまと村むら、宇検うけん村むらのあわせて735世帯せたい、1193人にんに避難ひなん指示しじが出だされています。

奄美あまみ地方ちほうでは21日にち夜よる遅おそくにかけて、局地きょくち的てきに雷かみなりを伴ともなって非常ひじょうに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

これまでの大雨おおあめで地盤じばんが緩ゆるんでいるところがあり、名瀬なぜ測候そっこう所しょは引き続ひきつづき、土砂どしゃ災害さいがいに厳重げんじゅうに警戒けいかいするとともに、川かわの氾濫はんらんや低地ていちの浸水しんすいに警戒けいかいするよう呼よびかけています。

中学校ちゅうがっこうの校庭こうてい水みずにつかり池ちのように

大雨おおあめとなっている奄美あまみ市し住用すみよう町まちでは住用すみよう中学校ちゅうがっこうの校庭こうていが水みずにつかり、池いけのようになっていました。

また、瀬戸内せとうち町まち方面ほうめんに向むかう国道こくどう58号線ごうせんでは、住民じゅうみんが道路どうろに流れ出ながれでた土砂どしゃを撤去てっきょする作業さぎょうに追おわれていました。

このほか、町内ちょうないを流ながれる住用すみよう川がわはふだんより水位すいいが増まし、流ながれも早はやくなっていました。

建設けんせつ会社かいしゃを営いとなむ三浦みうら和美かずみさんの自宅じたくでは、山やまから流ながれてきた水みずで、自宅じたく前まえの道路どうろが10センチほど冠水かんすいしたということです。

三浦みうらさんは「20日にちの午後ごご4時じぐらいから激はげしい雨あめの音おとがしたので、社員しゃいんに帰宅きたくするよう指示しじしました。住用すみよう川がわの水位すいいがどこまで上あがるのか怖こわいです」と話はなしていました。

休校きゅうこうの小中しょうちゅう学校がっこうあす漁船ぎょせんで通学つうがくも検討けんとう

道路どうろの通行止つうこうどめの影響えいきょうで孤立こりつ状態じょうたいになっている宇検うけん村むらの阿室あむろ小中こなか学校がっこうでは停電ていでんが続つづき、周辺しゅうへんの阿室あむろ川がわからも一時いちじ、水みずがあふれていたということです。

学校がっこうは21日にちは休校きゅうこうしていて、22日にち以降いこう、通行止つうこうどめが続つづいた場合ばあいは休校きゅうこうにするか、漁船ぎょせんで通学つうがくしてもらうことを検討けんとうしているということです。

阿室あむろ小中こなか学校がっこうの山内やまうち啓二けいじ教頭きょうとうは「けさは住民じゅうみんが学校がっこうに避難ひなんしていました。停電ていでんや道路どうろの通行止つうこうどめが続つづいているなかで、雨あめがさらに降り続ふりつづくと、食料しょくりょうなどの影響えいきょうが心配しんぱいです」と話はなしていました。