新たに国宝に指定されるのは熊本県山都町にある「通潤橋」です。
水源に乏しい周辺の農地を潤すため、およそ170年前に建てられた水路橋で、近世最大級の石造アーチとして技術的にも完成度が高いとされています。
2016年の熊本地震や2018年の豪雨で橋の一部が崩れるなどの被害を受けましたが、復旧工事を経て2020年に放水を再開し、現在も地域の農耕活動を支えているということです。
このうち、京都市の真宗本廟東本願寺内事は、大正時代に建てられた寺の宗主と子弟のための大規模な二世帯住宅で、建築家の武田五一が設計し、和洋を取り入れたデザインが優れているということです。 新たな指定により、建造物の国宝や重要文化財への指定は2565件となります。
新たに8件の建造物が重要文化財に指定へ