Actualités japonaises: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（24日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる24日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

キーウロシア軍ぐんの攻撃こうげきを迎撃げいげき破片はへんで集合しゅうごう住宅じゅうたくに被害ひがい 3人にん死亡しぼう

ウクライナの首都しゅとキーウの当局とうきょくは、ウクライナ側がわがロシア軍ぐんの攻撃こうげきを迎撃げいげきしたところ、破片はへんが集合しゅうごう住宅じゅうたくに落下らっかしたと24日にち、SNSに投稿とうこうしました。

これについてウクライナの非常ひじょう事態じたい庁ちょうは25階かい建だての集合しゅうごう住宅じゅうたくの16階かいから19階かいが被害ひがいを受うけ、3人にんが死亡しぼう、8人にんがけがをしたと明あきらかにしました。

アメリカホワイトハウス「事態じたいを注視ちゅうししている」

ロシアの治安ちあん当局とうきょくが民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しの捜査そうさに着手ちゃくしゅしたことを受うけて、アメリカ・ホワイトハウスのNSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎの報道ほうどう担当たんとう者しゃは「事態じたいを注視ちゅうししている。今後こんご、同盟どうめい国こくなどと状況じょうきょうを協議きょうぎする」とコメントしています。

ウクライナ国防こくぼう省しょう「権力けんりょくとカネをめぐって共食ともぐいを始はじめた」

ウクライナ国防省こくぼうしょう情報じょうほう総局そうきょくのブダノフ局長きょくちょうは23日にち「プーチンのもろい独裁どくさい体制たいせいが崩くずれた。ロシアの全体ぜんたい主義しゅぎ者しゃたちは権力けんりょくとカネをめぐって共食ともぐいを始はじめた。われわれが長ながらく言いっていたことが起おきた」とSNSに投稿とうこうしました。

ロシア軍ぐん副ふく司令しれい官かん「ロシア大統領だいとうりょうの意志いしと命令めいれいに従したがえ」

ロシア軍ぐんでウクライナ侵攻しんこうの副ふく司令しれい官かんを務つとめ、プリゴジン氏しと関係かんけいが近ちかいとされるスロビキン氏しは24日にち、SNSで「ロシア大統領だいとうりょうの意志いしと命令めいれいに従したがえ。元もとの場所ばしょに戻もどれ」とワグネルの戦闘せんとう員いんに反乱はんらんに加くわわらないよう呼よびかけ、事態じたいの収拾しゅうしゅうに乗り出のりだしています。

また別べつの将校しょうこうは、動画どうがのメッセージで「これは軍事ぐんじクーデターだ」と非難ひなんしました。

プリゴジン氏し戦闘せんとう員いんがロシア南部なんぶの州しゅうに「邪魔じゃまする者ものは排除はいじょ」

プリゴジン氏しは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐってロシア国防省こくぼうしょうとの確執かくしつを深ふかめ、23日にちにはワグネルの部隊ぶたいがロシア軍ぐんに攻撃こうげきされたとSNSで主張しゅちょうし、報復ほうふくを示唆しさしていました。

また24日にち未明みめいの投稿とうこうでは、ワグネルの戦闘せんとう員いんたちがウクライナとの国境こっきょうに近ちかくロシア軍ぐんの司令しれい部ぶもある南部なんぶのロストフ州しゅうに入はいったとした上うえで「邪魔じゃまをする者ものはすべて排除はいじょする」と述のべました。

ロストフ州しゅうでは、中心ちゅうしん都市としの警備けいびが強化きょうかされていると伝つたえられるなど緊張きんちょうが高たかまっています。

ロシア最高検さいこうけん “プリゴジン氏し反乱はんらん呼よびかけた疑うたがい捜査そうさ着手ちゃくしゅ”

ロシア最高さいこう検察庁けんさつちょうの発表はっぴょうによりますと、治安ちあん機関きかんのFSB＝連邦れんぽう保安庁ほあんちょうは23日にち、ロシアの民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょう、プリゴジン氏しが武装ぶそうして反乱はんらんを呼よびかけた疑うたがいがあるとして、捜査そうさに着手ちゃくしゅしたということです。

ウクライナの前線ぜんせんに多おおくの戦闘せんとう員いんを投入とうにゅうしてきたプリゴジン氏しは、統制とうせいを強化きょうかしようとする国防省こくぼうしょうへの反発はんぱつを強つよめ、23日にちには軍事ぐんじ侵攻しんこうを正当せいとう化かするプーチン政権せいけんの主張しゅちょうまで否定ひていしていました。

「大統領だいとうりょうの料理りょうり人じん」とも呼よばれ政権せいけん側がわに近ちかいとされてきたプリゴジン氏しに対にたいして、プーチン大統領だいとうりょうがどのような対応たいおうをとるのかが焦点しょうてんです。

ロシア当局とうきょくワグネル代表だいひょうの捜査そうさに着手ちゃくしゅ “武装ぶそう蜂起ほうき呼よびかけた”

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐりロシア国防省こくぼうしょうとの確執かくしつが深ふかまっている民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しについて、治安ちあん機関きかんのFSB＝連邦れんぽう保安庁ほあんちょうが武装ぶそう蜂起ほうきを呼よびかけた疑うたがいで捜査そうさに着手ちゃくしゅしたと、23日にち、ロシアの国営こくえい通信つうしん社しゃが伝つたえました。

プリゴジン氏しはSNSへの投稿とうこうで、ワグネルの部隊ぶたいがロシア軍ぐんから攻撃こうげきされたと主張しゅちょうし「軍ぐん指導しどう部ぶの悪事あくじを止とめる」などと報復ほうふくを示唆しさしていました。

ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんは記者きしゃ団だんに「プーチン大統領だいとうりょうはすべての報告ほうこくを受うけている。必要ひつような措置そちはとられている」と述のべています。

軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょう “ロシア国防省こくぼうしょうが戦況せんきょうを偽いつわっている”

ウクライナの戦況せんきょうについて、反転はんてん攻勢こうせいを続つづけるウクライナのマリャル国防こくぼう次官じかんは23日にち、地元じもとテレビに出演しゅつえんし、東部とうぶでは激戦げきせんの中なかでロシア側がわの進軍しんぐんを食い止くいとめ、南部なんぶでは着実ちゃくじつに前進ぜんしんしているとアピールし「本格ほんかく的てきな作戦さくせんはこれからだ」と強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは撃退げきたいに成功せいこうしていると強調きょうちょうし、ショイグ国防こくぼう相しょうもウクライナ軍ぐんの勢いきおいは当初とうしょより衰おとろえているなどと主張しゅちょうしています。

こうした中なか、軍事ぐんじ侵攻しんこうで多おおくの戦闘せんとう員いんを投入とうにゅうする、ロシアの民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃワグネルの代表だいひょうプリゴジン氏しは、23日にちに公開こうかいした動画どうがで、ロシア国防省こくぼうしょうの指導しどう部ぶに対にたいして「われわれが聞きかされているのは深刻しんこくな欺ぎまんだ」と述のべ、ショイグ国防こくぼう相しょうらが戦況せんきょうを偽いつわっていると非難ひなんしました。

そのうえで「ウクライナ軍ぐんはロシア軍ぐんを押し出おしだし、われわれは血ちまみれになっている」と述のべ、ロシア軍ぐんは南部なんぶで後退こうたいしていると指摘してきしました。

さらに「国防省こくぼうしょうは社会しゃかいや大統領だいとうりょうを欺あざむこうとしている」と述のべ、プーチン政権せいけんが軍事ぐんじ侵攻しんこうを正当せいとう化かするために主張しゅちょうしている、ウクライナ東部とうぶのロシア系けい住民じゅうみんへの弾圧だんあつやNATOからの軍事ぐんじ的てきな脅威きょういなどとは「全まったく違ちがう理由りゆうで、いわゆる特別とくべつ軍事ぐんじ作戦さくせんが開始かいしされた」と持論じろんを展開てんかいしました。

EU ロシア国外こくがいの企業きぎょうや団体だんたいを新あらたに制裁せいさい対象たいしょうに加くわえる

EU＝ヨーロッパ連合れんごうは23日にち、ロシアのウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうをめぐる追加ついかの制裁せいさい措置そちを発表はっぴょうし、ロシアの制裁せいさい逃のがれに関かかわっているとして、香港ほんこんに拠点きょてんを置おく企業きぎょう3社しゃなど、ロシア国外こくがいの企業きぎょうや団体だんたいを新あらたに制裁せいさいの対象たいしょうに加くわえました。

EUが規制きせいしている物品ぶっぴんが第三国だいさんごくを経由けいゆしてロシアに輸出ゆしゅつされるのを防ふせぐのがねらいで、これらの企業きぎょうや団体だんたいに対にたいするEU域内いきないからの軍事ぐんじ転用てんようが可能かのうな物品ぶっぴんなどの輸出ゆしゅつの制限せいげんを強化きょうかするとしています。

さらにEU加盟かめい国こくは、第三国だいさんごくを経由けいゆした制裁せいさい逃のがれが深刻しんこくな場合ばあい、最終さいしゅう的てきな手段しゅだんとして、対象たいしょうの国くにへの輸出ゆしゅつを制限せいげんする措置そちをとることで合意ごういしました。

EUは、こうした措置そちによってロシアへの制裁せいさいを徹底てっていしたい考かんがえです。

G7やグローバル・サウスの高官こうかんらウクライナ情勢じょうせいめぐり協議きょうぎへ

G7＝主要しゅよう7か国かこくとグローバル・サウスと呼よばれる新興しんこう国こくなどの政府せいふ高官こうかんらが24日にちから北欧ほくおうのデンマークに集あつまり、ウクライナ情勢じょうせいをめぐって協議きょうぎを行おこないます。

複数ふくすうの外交がいこう筋すじによりますと、協議きょうぎは、ウクライナ政府せいふなどの呼よびかけで24日にちからデンマークの首都しゅとコペンハーゲンで2日間にちかんの日程にっていで行おこなわれ、アメリカのサリバン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんや秋葉あきば国家こっか安全あんぜん保障ほしょう局長きょくちょうなど、G7各国かっこくの安全あんぜん保障ほしょう担当たんとうの政府せいふ高官こうかんが出席しゅっせきするということです。

協議きょうぎには、ウクライナからはイエルマク大統領だいとうりょう府ふ長官ちょうかんが出席しゅっせきする見通みとおしで、インド、ブラジル、トルコなど、グローバル・サウスと呼よばれる新興しんこう国こくの出席しゅっせきも調整ちょうせいされているということです。

協議きょうぎでは、ロシア軍ぐんの撤退てったいなど、ウクライナが提唱ていしょうしている和平わへいに向むけた10項目こうもくについてグローバル・サウスの国々くにぐにに理解りかいや支持しじを求もとめるほか、軍事ぐんじ侵攻しんこうの終結しゅうけつ後ごも見据みすえたウクライナの安全あんぜん保障ほしょうをめぐって意見いけんを交かわすとみられます。