
これらの装置で100億光年先までの銀河を観測して、巨大な地図を作り、宇宙の大規模な構造の進化の過程や、宇宙の膨張が時間の経過とともにどう変化してきたのか、明らかにすることを目指します。
そして、宇宙のあらゆる場所に存在すると考えられているものの直接見ることも感じることもできない未知の物質「暗黒物質」=ダークマターや、宇宙を膨張させている未知の力「ダークエネルギー」の謎の解明に挑みます。
ユークリッドは、当初、ロシアの「ソユーズロケット」で打ち上げる予定でしたが、ロシアがウクライナに軍事侵攻したことを受けて計画が変更され、アメリカのロケットが使われました。
今後、4週間ほどかけて、地球からおよそ150万キロ離れた地点まで移動し、およそ3か月後に観測を開始する予定です。