難病のALSの
患者から
依頼を
受け、
薬物を
投与して
殺害したとして
逮捕・
起訴された
医師2
人が、10
年前に
死亡した
このうち1
人の
父親についても
殺害した
疑いが
あることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
70代の母親も関与した疑いがあるとして事情を聞いていて、京都府警察本部は、殺人の疑いで3人の逮捕状を取り、12日にも逮捕する方針です。
いずれも医師の、大久保愉一被告(43)と山本直樹被告(43)は、おととし、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALSを患う京都市の女性から依頼を受け、薬物を投与して殺害したとして、去年7月、嘱託殺人の疑いで逮捕され、その後起訴されました。
捜査関係者によりますと、警察のその後の調べで10年前の平成23年に山本医師の父親が77歳で死亡した前後に医師2人と母親の3人が殺害をほのめかすメールをやり取りしていたことがわかったということです。
当時、父親は、精神疾患で長野県内の病院に入院し、病状は比較的安定していましたが、医師らが転院先が見つかったとして父親を東京都内のアパートに連れ出し、その日のうちに死亡したとみられることもわかったということです。
警察は3人が共謀し、何らかの方法で父親を殺害した疑いがあるとして、殺人の疑いで逮捕状を取って事情を聞いていて、12日にも逮捕する方針です。