日本新聞: 千葉熊谷知事 “新型コロナ病床五輪関係者に優先対応せず”

千葉ちば熊谷くまがい知事ちじ “新型しんがたコロナ病床びょうしょう五輪ごりん関係かんけい者しゃに優先ゆうせん対応たいおうせず”

May 13, 2021 17:05

Furigana

東京とうきょうオリンピックの際さい、新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした選手せんしゅなどの医療いりょう機関きかんでの受け入うけいれについて、千葉ちば県けんの熊谷くまがい知事ちじは13日にちの記者きしゃ会見かいけんで、「貴重きちょうな県内けんないの病床びょうしょうを、オリンピック関係かんけい者しゃのために県民けんみんが使つかえない形かたちで占有せんゆうや確保かくほはしない」と述のべ、優先ゆうせん的てきな対応たいおうは行おこなわない考かんがえを示しめしました。

この中なかで熊谷くまがい知事ちじは、東京とうきょうオリンピックに向むけて、県内けんないで競技きょうぎ会場かいじょうとなっている千葉ちば市しの幕張メッセまくはりめっせと一宮いちのみや町まちの釣つりヶ崎さき海岸かいがんの近隣きんりんの医療いりょう機関きかんに対にたいして大会たいかい組織そしき委員いいん会かいから新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんした選手せんしゅなどを受け入うけいれられないか個別こべつに打診だしんがあり、医療いりょう機関きかん側がわが「選手せんしゅ専用せんようの病床びょうしょうを確保かくほするのではなく、県民けんみんと同おなじような形かたちで症状しょうじょうや入院にゅういんの必要ひつよう性せいなどに応おうじて対応たいおうしていく」と回答かいとうしたことを明あきらかにしました。

そのうえで、熊谷くまがい知事ちじは「オリンピック関係かんけい者しゃのために県民けんみんが使つかえない形かたちで貴重きちょうな県内けんないのコロナ用ようの病床びょうしょうを確保かくほしたり占有せんゆうしたりすることは考かんがえていない」として、県けんとしても大会たいかい関係かんけい者しゃを優先ゆうせんして対応たいおうする考かんがえがないことを強調きょうちょうしました。

また、大会たいかいの開催かいさいについては、「現げん段階だんかいでは、開催かいさいに向むけて努力どりょくはしていくべきフェーズだと思おもっている」としたうえで、「選手せんしゅや関係かんけい者しゃ、医療いりょう体制たいせいにとって開催かいさいできるような状況じょうきょうではないという場合ばあいには、組織そしき委員いいん会かいや政府せいふ、東京とうきょう都とが適切てきせつに判断はんだんされると思おもう」と述のべました。