일본어 뉴스: 熊谷６人殺害ペル―人被告の死刑取り消し無期懲役東京高裁

熊谷くまがい６ろく人にん殺害さつがいペル―人じん被告ひこくの死刑しけい取り消とりけし無期むき懲役ちょうえき東京とうきょう高裁こうさい

Dec 5, 2019 16:12

Furigana

４よん年ねん前まえ、埼玉さいたま県けん熊谷くまがや市しで住宅じゅうたくに次々つぎつぎと侵入しんにゅうし、６ろく人にんを殺害さつがいしたとして１いち審しんで死刑しけいを言い渡いいわたされたペルー人じんの被告ひこくに対にたいし、２に審しんの東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょは「精神せいしん障害しょうがいの影響えいきょうが非常ひじょうに大おおきく、責任せきにん能力のうりょくが十分じゅうぶんではなかった」として、死刑しけい判決はんけつを取り消とりけし、無期むき懲役ちょうえきを言い渡いいわたしました。ペルー人じんのナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告ひこく（34）は、平成へいせい27年ねん９月くがつ、熊谷くまがや市しで住宅じゅうたく３さん軒けんに次々つぎつぎと侵入しんにゅうして小学生しょうがくせい２に人にんを含ふくむ６ろく人にんを殺害さつがいしたとして、強盗ごうとう殺人さつじんなどの罪つみに問とわれました。

１いち審しんのさいたま地方ちほう裁判所さいばんしょが、求刑きゅうけい通どおり死刑しけいを言い渡いいわたしたのに対にたいして被告ひこく側がわは控訴こうそし、統合とうごう失調しっちょう症しょうによる影響えいきょうが大おおきく、責任せきにん能力のうりょくがなかったとして無罪むざいを主張しゅちょうしました。

５ご日にちの２に審しんの判決はんけつで東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょの大熊おおくま一之かずゆき裁判さいばん長ちょうは「統合とうごう失調しっちょう症しょうの影響えいきょうで自分じぶんが何者なにものかに追跡ついせきされていると妄想もうそうし、住宅じゅうたくへの侵入しんにゅうや殺害さつがい行為こういに及およんだ可能かのう性せいは否定ひていできず、責任せきにん能力のうりょくが十分じゅうぶんではなかった。何なにの落ち度おちどもない６ろく人にんが突然とつぜん、命いのちを奪うばわれた結果けっかは重大じゅうだいで、責任せきにん能力のうりょくの点てんを除のぞけば、極刑きょっけいをもって臨のぞむしかないが、法律ほうりつ上じょうの減げん軽けいをすることになる」として１いち審しんの死刑しけい判決はんけつを取り消とりけし、無期むき懲役ちょうえきを言い渡いいわたしました。