新潟県にある
柏崎刈羽原子力発電所でテロリスト
などの
侵入者を
検知する
設備が
複数壊れ、
対策が
十分機能していなかった
問題について、
東京電力は18
日原子力規制委員会が
示した
暫定評価に
反論はないと
報告し、
核物質防護に
関わる最も深刻な
レベルに
当たるとの
評価が
確定しました。
規制委員会は
今後、
東京電力にさらなる
原因究明など具体的な
対応を
求めて
いく方針です。
東京電力が
再稼働を
目指す柏崎刈羽原発では、
去年3
月以降、テロリスト
などの
侵入者を
検知する
複数の
設備が
壊れ、
代替措置としてとった
対策が
十分機能していなかったことについて、
原子力規制委員会は
長期間不正な
侵入を
許す状態になっていたとして、
核物質防護などに
関わる4
段階評価の
中で
最も深刻な
レベルに
当たるとの
暫定評価を
東京電力に
示し、
評価への
反論などを
含めた
意見を
求めていました。
これに対して東京電力は18日、反論はないとする報告を規制委員会に回答したことを明らかにしました。
これにより、暫定評価だった最も深刻なレベルに当たる評価が確定しました。
去年、検査制度の見直しでこの4段階の評価が導入されてから、最も深刻なレベルの評価は初めてとなります。
規制委員会は今後、会合を開き東京電力にさらなる原因究明など具体的な対応を求めていく方針です。
そして、東京電力が原因究明などを終えたのち、現地で追加の検査を行い、再発防止策が妥当か確認を進めるほか、処分が必要かどうかの検討も行う見通しです。