日本新聞: 都内での変異ウイルス割合直近1週間で32％前の週の4倍に

都内とないでの変異へんいウイルス割合わりあい直近ちょっきん1週間しゅうかんで32％前まえの週しゅうの4倍ばいに

Apr 8, 2021 16:04

Furigana

東京とうきょう都内とないで、感染かんせん力りょくが強つよいとされる変異へんいウイルスの割合わりあいが急激きゅうげきに増加ぞうかし、検査けんさを行おこなった検体けんたいに占しめる割合わりあいは直近ちょっきんの1週間しゅうかんで32％で、前まえの週しゅうの4倍ばいとなったことが都との研究けんきゅう機関きかんの分析ぶんせきで分わかりました。

東京とうきょう都との「健康けんこう安全あんぜん研究けんきゅうセンター」は、ことし2月つきから今月こんげつ4日にちまでに陽性ようせいが確認かくにんされた604の検体けんたいについて変異へんいウイルスの種類しゅるいなどを分析ぶんせきしました。

それによりますと、感染かんせん力りょくが強つよいとされ、関西かんさいで多おおく見みられている「N501Y」と呼よばれる変異へんいウイルスは、今月こんげつ4日にちまでの直近ちょっきん1週間しゅうかんでは158検体けんたいのうち51検体けんたいでした。

率りつにすると32.3％で、これは前まえの週しゅうの8.2％のおよそ4倍ばいです。

研究けんきゅうセンターは「N501Y」が「急激きゅうげきに増ふえている」と分析ぶんせきしています。

一方いっぽう、従来じゅうらいのウイルスは先月せんげつ7日にちまでの1週間しゅうかんが52.1％だったのに対にたいし、今月こんげつ4日にちまでの1週間しゅうかんでは25.9％となり、減少げんしょうしました。

また、「N501Y」とは別べつの変異へんいウイルスで、感染かんせん力りょくが著いちじるしく高たかくなるなどの変化へんかがこれまでのところ見みられていない「E484K」は、先月せんげつ28日にちまでの1週間しゅうかんでは60％でしたが、今月こんげつ4日にちまでの1週間しゅうかんでは41.8％で、減少げんしょうしました。