兵庫県西宮市の西宮神社では毎年、茶道で有名な裏千家の千玄室さんが、誕生日の4月19日に神様のためにお茶をいれる式を行っています。
千さんは今年、ちょうど100歳になりました。式には神戸市などの裏千家の人たち340人ぐらいが集まりました。

千さんは2種類のお茶をいれて、雅楽が演奏されている中で、茶わんを神様の前に運びました。
千さんは1923年に生まれました。そして1964年に15人目の裏千家の家元になりました。
2002年に家元は長男にかわりましたが、そのあともお茶の文化を広めたり、世界に平和を伝える活動をしたりしてきました。
このため、国は20日、千さんに総理大臣顕彰を贈りました。