21日の予選2位で、東京オリンピックと去年の世界選手権の個人総合でともに金メダルを獲得した橋本選手は、腰の疲労骨折の影響で難度を落とした構成で最初の種目のゆかに臨みました。
橋本選手は最後の着地が乱れたものの、大きな技を決めて演技をまとめ、13.966と1種目を終えた時点で首位に立ちました。
橋本選手は5種目終了まで首位を守って最後の種目、去年の世界選手権で銀メダルを獲得した鉄棒に臨み、G難度の「カッシーナ」やE難度の「コールマン」など難しい技をこなし、最後の着地もほぼ完璧に決めて14.300と演技をまとめました。 橋本選手は、6種目を通して大きなミスなく演技し、合計171.497で大会3連覇を果たしました。 大会3連覇は、2008年から2017年に史上最多となる10連覇を達成した内村航平さん以来です。 2位は東京オリンピック団体で銀メダルを獲得した萱和磨選手で合計169.764、3位は23歳の杉本海誉斗選手で168.197でした。