去年7
月、
栃木県那須烏山市の
養豚場で、ブタの
伝染病のCSF、
豚熱が
発生した
際、
県に
必要な
届け出を
行わなかったとして、
警察は25
日、
家畜伝染病予防法違反の
疑いで
関係先を
捜索しています。
捜索を受けているのは、去年9月に民事再生法の適用を申請した「神明畜産」が運営していた栃木県那須烏山市の養豚場などです。
養豚場では、去年7月、CSF、豚熱の発生が確認され、栃木県はこの養豚場で飼育されていたおよそ5万6000頭のブタを処分しました。
栃木県によりますと、県は当時、「養豚場でブタが死ぬ数が増えている」という匿名の情報を受けて施設の立ち入り検査を行い、豚熱の発生を確認したということです。
こうした状況から、県は、業者がより早い段階で感染の疑いがあったことを把握していながら、法律で定められている届け出を行わなかった疑いがあるとして、業者と代表取締役を今月刑事告発しました。
警察は那須烏山市の養豚場を含む複数の関係先を捜索し、今後、押収した資料を分析するなどして家畜伝染病予防法違反の疑いで調べることにしています。