ロシアのシベリアにある世界遺産のバイカル湖は、世界でもとても大きな湖です。水がとてもきれいで、深い所まで見えます。魚や動物もたくさん住んでいます。
しかし最近、雨が少ないことなどが原因で、湖の水の高さは今までの60年でいちばん低くなっています。ロシアの政府はこれからも湖の水が少なくなって大変なことになると考えています。
このため、政府は、湖の隣のブリヤート共和国とイルクーツク州に、大変なことになったという非常事態宣言を出すことを考えています。
バイカル湖の水は水力発電のほか、人が飲む水にも利用しています。湖の水が少なくなると、近くに住んでいる約7万人の電気や水が足りなくなるかもしれないと政府は心配しています。