静岡県熱海市で
起きた
土石流では、
これまでに9
人の
死亡が
確認され、9
日時点で
安否がわからない
人の
数は20
人となっています。
現場では9
日も
捜索が
続けられましたが、
小規模な
土砂の
崩落で
一時、
中断する
など活動は
難航しました。
熱海市の伊豆山地区で今月3日に起きた土石流では、およそ130棟が被害を受け、これまでに9人の死亡が確認されました。
県と市は9日に、このうちの2人について、
▽田中路子さん(70)
▽トオヤマ・ユウジさん
と、確認されたと発表し、これで7人の身元がわかりました。
田中さんは、8日に死亡が確認された2人のうちの1人で、被害が大きかった新幹線より山側の地域の家屋が密集した場所で発見されました。
今回の土石流で安否がわからない人の数は、9日時点で20人となっています。
現場では、9日も早朝から警察や消防、自衛隊などが1700人態勢で捜索にあたりましたが、小規模な土砂の崩落が確認されて捜索が一時、中断するなど、活動は難航しました。
熱海市の斉藤栄市長は、9日午後の会見で「非常に狭あいで重機も入れない、足元もおぼつかず命の危険すらある現場で、最大限のマンパワーと熱心な気持ちで捜索にあたってもらい本当に感謝している」と述べました。