Actualités japonaises: インド型（デルタ株）関東はすでに3割超か今月末には7割超に

インド型がた（デルタ株かぶ）関東かんとうはすでに3割わり超ちょうか今月こんげつ末まつには7割わり超ちょうに

Jul 10, 2021 17:07

Furigana

インドで確認かくにんされた新型しんがたコロナの変異へんいウイルスの「デルタ株かぶ」について、国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょは、関東かんとう地方ちほうではすでに全体ぜんたいの30％以上いじょうをこの変異へんいウイルスが占しめていると推定すいていしています。

今後こんごさらに増ふえ、来月らいげつにかけて多おおくが置き換おきかわるとみられるということです。

これは国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょが今月こんげつ7日にちに行おこなわれた厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か会合かいごうで示しめしたものです。

民間みんかんの検査けんさ会社かいしゃ6社しゃを対象たいしょうに新型しんがたコロナウイルス陽性ようせいの検体けんたいのうち、インドで確認かくにんされた「デルタ株かぶ」でみられる「L452R」の変異へんいがどれだけ含ふくまれているかを調しらべる「変異へんい株かぶスクリーニング検査けんさ」の結果けっかを基もとに推定すいていしました。

その結果けっか、東京とうきょう都と、埼玉さいたま県けん、千葉ちば県けん、神奈川かながわ県けんの1都と3県けんでは、この変異へんいウイルスが先月せんげつ中旬ちゅうじゅんから増ふえ始はじめ、すでに全体ぜんたいの34％を占しめると推定すいていされたということです。

今後こんごさらに増ふえるとみられ、国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょでは、今月こんげつ末まつまでに75％以上いじょうとなり、来月らいげつ中ちゅうにはほとんどが置き換おきかわると推定すいていしています。

一方いっぽう、関西かんさい地方ちほうの大阪おおさか府ふ、京都きょうと府ふ、兵庫ひょうご県けんではこれまでのところ全体ぜんたいの12％と推定すいていされ、まだ数かずは少すくないものの徐々じょじょに増ふえていることから、置おき換がわりが進すすみつつある可能かのう性せいがあるとしました。

感染かんせん力りょくについて分析ぶんせきしたところ、イギリスで確認かくにんされた変異へんいウイルスの「アルファ株かぶ」と比くらべて、この変異へんいウイルスはおよそ1.4倍ばい、感染かんせんが広ひろがりやすくなっていると推定すいていされたということです。

結果けっかについて厚生こうせい労働ろうどう省しょうの専門せんもん家か会合かいごうは「『デルタ株かぶ』については全国ぜんこく的てきな監視かんし体制たいせいを強化きょうかするとともに、検査けんさの徹底てっていなどによって感染かんせん拡大かくだいを可能かのうなかぎり抑おさえていくことが必要ひつようだ」と指摘してきしています。