ロシアによるウクライナ侵攻を受け、米ファストフード大手マクドナルドと米コーヒーチェーン大手スターバックスが8日、ロシア国内の全店舗を一時的に閉鎖すると発表しました。米飲料大手コカ・コーラも同国での事業を停止し、同ペプシコは一部商品の販売を停止します。
マクドナルドはロシアに847店舗を展開しています。世界各地の市場で店舗のほとんどがフランチャイズ経営なのに対し、ロシアでは84%が直営店です。同国の店舗とウクライナで直営する全108店を合わせると、昨年の収益全体の9%を占めていました。
ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は、ロシアで6万2000人の従業員を雇用し、数百社の納入業者から食材を仕入れてきましたが、ウクライナの惨状を見過ごすわけにはいかないと述べました。