日本新闻: マスク着用都内の一部図書館閲覧席で条件満たせば未着用で

マスク着用ちゃくよう都内とないの一部いちぶ図書館としょかん閲覧えつらん席せきで条件じょうけん満みたせば未み着用ちゃくようで

May 27, 2022 20:05

Furigana

マスクの着用ちゃくように関にかんする国くにの新あらたな考え方かんがえかたが示しめされたことを受うけて、都内とないの一部いちぶの図書館としょかんでは、閲覧えつらん席せきに限かぎって一定いっていの条件じょうけんを満みたせばマスクを外はずしてもよいと利用りよう者しゃに周知しゅうちを始はじめました。

国くにが示しめした新あらたな考え方かんがえかたでは、屋内おくないでも距離きょりを確保かくほしたうえで、会話かいわがほとんどない場合ばあいはマスクを着用ちゃくようする必要ひつようはないとし、図書館としょかんでの読書どくしょなどが例示れいじされています。

東京とうきょう足立あだち区くは、15ある区立くりつ図書館としょかんで、閲覧えつらん席せきに限かぎって周囲しゅういに人ひとがおらず、会話かいわをしない場合ばあいはマスクを外はずしてもよいと利用りよう者しゃに周知しゅうちを始はじめました。

このうち中央ちゅうおう図書館としょかんには、およそ130の閲覧えつらん席せきがありますが、今月こんげつ24日にちに「当面とうめんマスクの着用ちゃくようをお願おねがいする」としたうえで「マスクを外はずす場合ばあいにはまわりにほかの利用りよう者しゃがいないことを確認かくにんして、会話かいわは控ひかえていただくようお願おねがいします」などという注意ちゅうい書がきを新あらたに掲示けいじしました。

図書館としょかんによりますとこれまでのところは引き続ひきつづき、マスクを着用ちゃくようする利用りよう者しゃが多おおいということです。

一方いっぽう、閲覧えつらん席せき以外いがいの場所ばしょでは、人ひとがすれ違すれちがったり会話かいわしたりすることもあるため、これまでどおりマスクの着用ちゃくようを呼よびかけます。

マスクを着用ちゃくようして閲覧えつらん席せきを利用りようしていた40代だいの男性だんせいは「条件じょうけんを満みたしていて人ひとが周囲しゅういを通とおらないのであれば、マスクを外はずしてもいいかなと思おもいます」と話はなしていました。

館長かんちょうの大久保おおくぼ慎也しんやさんは「国くにから方針ほうしんが示しめされたので、図書館としょかんとしてきちんと利用りようの方法ほうほうを伝つたえる必要ひつようがあると思おもいました。まだ完全かんぜんに終息しゅうそくしたわけではないので、周囲しゅういの人ひとに配慮はいりょして利用りようしていただきたいと思おもいます」と話はなしていました。

保育園ほいくえんでは

国くにはマスクの着用ちゃくようについて2歳さい未満みまんは推奨すいしょうせず、2歳さい以上いじょうの就学しゅうがく前まえの子こどもには一律いちりつには求もとめないとする考え方かんがえかたを示しめしましたが、子育こそだての現場げんばでは引き続ひきつづきマスクの着用ちゃくようを徹底てっていするところもあります。

神奈川かながわ県けん相模原さがみはら市しにある認定にんていこども園えんでは、2歳さいから5歳さいまでの子こどもおよそ100人にんを受け入うけいれています。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが拡大かくだいし始はじめたおととしから、すべての園児えんじにマスクの着用ちゃくようを徹底てっていしていて、国くにの新あらたな考え方かんがえかたが示しめされたあとも、同様どうようの対応たいおうを続つづけています。

これまで園児えんじの感染かんせんが少すくなく抑おさえられ効果こうかを感かんじているほか、市内しないでクラスターの発生はっせいが続つづくなど、まだ楽観らっかんできる感染かんせん状況じょうきょうではないと考かんがえているからです。

一方いっぽう、屋外おくがいで遊あそぶ際さいは熱中ねっちゅう症しょうの危険きけんもあるためマスクの着用ちゃくようを緩和かんわしたいとも考かんがえていますが、判断はんだんが難むずかしいということです。

相模さがみつばさ幼稚園ようちえんの平本ひらもと大輔だいすけ副ふく園長えんちょうは「どうしても子こどもたちは密みつになって遊あそぶことが多おおく、ここで感染かんせんが広ひろがれば、また去年きょねんのような状況じょうきょうに戻もどってしまうので、もう少もうすこし様子ようすを見みてからマスクを外はずすというのを考かんがえていきたいです」と話はなしていました。

化粧けしょう品ひん販売はんばい店てんでは

化粧けしょう品ひん販売はんばい店てんからは今後こんご、マスクを外はずす機会きかいが増ふえれば、口紅くちべにやチークなどの売り上うりあげが回復かいふくするのではないかという期待きたいの声こえが出でています。

東京とうきょう世田谷せたがや区くの化粧けしょう品ひん販売はんばい店てんでは、コロナ禍かで落ち込おちこんだメイクアップ商品しょうひんの売り上うりあげが徐々じょじょに回復かいふくしてきていますが、コロナ前まえに比くらべるとまだ5割わり程度ていどで、口紅くちべにに限かぎると1割わり程度ていどだということです。

店みせでは今後こんご、マスクを外はずす機会きかいが増ふえれば、口紅くちべにやチークなども回復かいふくするのではないかと期待きたいしています。

また、最近さいきんは「マスクで隠かくれていた口くちやほお周まわりのたるみが気きになる」といった客きゃくからの相談そうだんも多おおいということで、2年ねん余あまり中止ちゅうししていた顔かおのマッサージやパックなどのエステを、来月らいげつから感染かんせん対策たいさくを取とったうえで、再開さいかいすることにしました。

店みせを訪おとずれた客きゃくは「マスク着用ちゃくようの緩和かんわはありがたいですが、感染かんせんがゼロではないので、外はずすのはまだ少すこし不安ふあんです。いままではマスクをしていたので、目元めもとだけのメイクでしたが、今後こんご、マスクを外はずすなら、明あかるい色いろを付つけたいです」と話はなしていました。

サクラコスメティックスの小林こばやし亜貴あき子こさんは「マスクを外はずす機会きかいが来きたときに、自信じしんを持もって外はずせるような準備じゅんびをそろそろされているのではないかなと思おもいます。今後こんご、マスクを取とる機会きかいが増ふえていけば、口紅くちべにを塗ぬられる方ほうや購入こうにゅうされる方ほうも増ふえてくるのではないかと思おもいます」と話はなしていました。