一方、NPBが
引退後の
進路について
若手選手を
対象に
去年10
月から11
月にかけて
アンケート調査を
行った
結果、
引退後につきたい
職業で
最も多かったのは「
会社経営者」で19.9%と3
年連続で
最も
多くなりました。
次いで、
「高校野球の指導者」が18.3%、
「一般企業に就職」が16.7%と続き、
企業への就職は前回に比べて9ポイント高くなりました。
また、引退後の進路について、「不安がある」と回答したのは66%でした。
NPBの担当者
「仕事が多様化する中、一般企業で働きたいという堅実指向も出てきている。選手として活躍してほしいのが第一だが、独立リーグやクラブチームなどでは数年後に再び進路の問題がきてしまい、野球以外の外の世界に目を向けてもらうことも必要だ。選手への研修会などで引退後のキャリアについて考える機会を増やしたい」
会社経営者に転身 山下峻さんの場合
会社経営者として、
プロ野球とは
全く違うフィールドに
活躍の
場を
移したのは、プロ
野球、DeNAの
元ピッチャー、
山下峻さん(30)です。
山下さんは、2014
年にドラフト6
位でDeNAに
入団。140
キロを
超えるストレートと
鋭いスライダーが
持ち味で
注目されましたが、
肩やひじのけがに
悩まされ、2016
年に
戦力外通告を
受けました。
思うようなプレーができなくなるうちに、引退後、自分が何をしたいのか考えるようになったといいます。
闘病の経験
その時、
頭に
浮かんだのは
中学1
年生の
時に
急性リンパ
性白血病を
発症した
経験です。
およそ2年の長い闘病生活でした。
山下峻さん
「入院して両親が共働きになったり、親が病室で毎日泊まったり、すごい迷惑をかけたと思ったので、病気になったときに困らないよう伝えたいというのがきっかけでした。保険の営業の仕事をしたいなと」
プロ野球選手を引退後、知人のつてを頼って保険代理店で、営業の仕事に就いた山下さん。新しい生活に徐々に慣れてきた頃、出身地の広島県でタクシー会社の創業者が亡くなり、あとを継がないかと知人から持ちかけられました。
山下峻さん
「『若い方の力でタクシーのイメージを変えてほしい』と。社員からは『この若造が』と言われることも覚悟したが、一人一人と話をさせてもらって、会社に対する思いを聞き、一緒に頑張りたいと思った」
いろいろな選択肢あること知って
とまどいながらも、
背中を
押され、
広島県に
戻ることを
決断し、
去年3
月、
広島県竹原市の
タクシー会社の
社長に
就任。
およそ20人の乗務員との対話を大事にしながら、営業の経験を生かして積極的に顧客の開拓にあたり、旅行客向けのプランを企画するなど事業の拡大に力を注いでいます。
山下峻さん
「やりがいはすごくあります。頑張れる時はどんな時かと考えた時、人のため、周りが喜んでくれるならと思うようになりました。竹原市を盛り上げるために貢献したいと思っています」
山下さんに選手へのアドバイスを聞くと、こんな答えが返ってきました。
「
引退して、
改めて外から
見ると、
野球選手ってやっぱりむちゃくちゃかっこいいんですよね。
今、
野球選手でいられるのって、
俺から
見たらすごいことです。あくまで
個人的な
意見ですが、
プロ野球でいられる
間は、
選手としての
人生を
しっかり全うして、
選手を
終えてから
何をしたいのか、
考えてもいいと
思っています。
それでももし
引退後への
不安が
ある選手がいたら、
再就職に
成功した
元選手に
話を
聞いて
欲しいです。
そして、
いろいろな
選択肢が
あることを
知って
欲しい。
プロ野球選手会の
勉強会やサポート
体制を
活用している
選手もいますし、そうした
話を
聞けば
不安材料を
減らすことが
できるのではないでしょうか」
「自営・起業」わずか3.5%
会社経営者として
成功する
ケースが
ある一方、NPBの
調査では
昨シーズン、
戦力外となったり
引退したりした
選手の
うち、
自営・
起業した
人は3.5%にとどまっています。
NPBによりますと、引退後、野球に関係する仕事に就くのが多くを占める傾向は、調査開始の2007年以降、変わっていないということです。
野球関係以外への再就職が進まない理由について、東京・港区に本社がある人材紹介会社、「ソフトバンクヒューマンキャピタル」の木崎秀夫社長は、こう指摘しています。
木崎秀夫社長「スポーツを一生懸命やってきたので、社会や世間のことをよく知らない。日本プロ野球選手会から面談の希望がありますが、毎年10人程度にとどまっています。企業と面談し、背中を押すが、なかなか一歩を踏み出しきれないところは思った以上に不安感は大きいんだろうと感じます」
プロで競争勝ち抜いた力 金の卵
2014
年から
引退したアスリートの
再就職を
支援する
サービスにあたっている
この会社。
およそ1000の
企業が
登録し、
元アスリートの
社員がカウンセリング
などをして
就職活動をサポートしていて、
これまでにおよそ90
人のプロ
野球選手の
再就職につなげています。
木崎秀夫社長
「競争を勝ち抜いてプロになった人の力は、社会から評価される金の卵であることは間違いないと思っています。セカンドキャリアにはいろいろな可能性があるのに、引退すると狭い世界の中で自分自身の進路を決めてしまう。実は世の中、もっと可能性を評価する会社や経営者はたくさんいます」
自分の意思で次の一歩を キャリア教育も肝心
一方で、サポート
体制が
整ったとしても、
選手自身が
自分の
意思で
次の
一歩を
踏み出すこと、
それに
現役からのキャリア
教育が
肝心だといいます。
木崎秀夫社長
「パソコンのエクセルやワードが触れなくても、『うちが全部教えますよ』という企業は多い。受け入れてくれる体制は整いつつあるが、選手はふんぎりがつかない。日本プロ野球選手会では選手に勉強会を開いて、引退後の生活を考える機会を設けていますが、こうした機会をさらに活用するなどして、セカンドキャリアを考える機会を増やすべきではないか」
鹿児島悪石島と小宝島から島外への避難者 全員が帰島へ
トカラ列島近海で続く地震の影響で鹿児島県の悪石島と小宝島から島外へ避難している人たちは、比較的大きな揺れが少なくなってきていることから、順次帰島しています。1日夜遅くには5人を乗せたフェリーが鹿児島港を出発し、事実上、避難していた全員が島に戻ることになりました。
N2
출처: NHK
409
Aug 2, 2025 06:08
ガソリン税暫定税率廃止法案 専門家 “丁寧な議論と説明必要”
先週、召集された臨時国会に野党側は、ガソリン税の暫定税率を廃止するための法案を提出しました。専門家は、暫定税率が廃止されれば家計にとって年間7000円程度の負担軽減が見込まれるとする一方、金融市場では財政への懸念がくすぶっているとして、丁寧な議論と説明が必要だとしています。
N2
출처: NHK
25
Aug 4, 2025 07:08
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