4日午前7時すぎ、珠洲市折戸の区長から「折戸漁港の近くで3人が乗った漁船が転覆している」と、118番通報がありました。
能登海上保安署によりますと、漁船の乗組員の家族から「漁に出たまま帰ってこない」と連絡を受けた区長がみずからの船で探しに出たところ、漁港から200メートルほど沖合で転覆している船を見つけて通報したということです。
この漁船には70代から80代の男性合わせて3人が乗っていて、区長が海に投げ出された80代の2人を見つけ、救助しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
また、70代の男性は自力で近くの岩場に泳いで救助され、軽傷でした。
地元の住民によりますとこの時期、折戸漁港の周辺ではサザエ漁が盛んだということで、海上保安署は救助された男性から話を聞くなどして、事故の詳しい原因を調べています。