場所などについての詳しい情報はありませんが、ゼレンスキー大統領は「クレメンチュクで起きたことだ」としたうえで「ロシアはミサイルを意図的に命中させた。平和な街のショッピングセンターで、できるだけ多くの人を殺害したかったのだ」と述べました。
そして「この国家テロは、ほかのすべての行為と同様に、ロシアが責任を負うことになるだろう」と述べ、ロシアを厳しく非難しました。
それによりますと、公園の芝生や池などに、空から大きな破片が落ちてくる様子が確認できます。別の角度の映像では、ジョギングをしていた人が転倒し、その直後に池に飛び込む様子も確認できます。
横幅と奥行きがそれぞれ100メートルほどある大型のショッピングセンターですが、攻撃前の画像と比べると屋根の大部分が黒く焦げているほか、一部は大きく崩落しているのがわかります。周辺には壊れた建物の一部が飛び散っている様子もうかがえます。 また、ショッピングセンターの周囲には建物が建ち並んでいますが、画像からはショッピングセンター以外に目立った被害は確認できません。 この攻撃をめぐっては、ロシア側は「ショッピングセンターをねらった攻撃ではない」とする一方、ウクライナ側は「誤爆ではなく、計算された攻撃だ」としてロシア側を強く非難しています。
これについて、スペインのマドリードで開かれるNATOの首脳会議を前に、28日、フィンランドのニーニスト大統領とスウェーデンのアンデション首相、トルコのエルドアン大統領、それにNATOのストルテンベルグ事務総長が協議を行いました。 そして、協議のあと記者会見したストルテンベルグ事務総長は、トルコが両国の加盟について支持に転じ、両国がNATO加盟に向けて大きく前進したと発表しました。 29日からの首脳会議で両国の加盟交渉を正式に始めることを決めるとしています。
ラフモン大統領との首脳会談の冒頭、プーチン大統領は「われわれの関係は深い信頼に基づいており、あらゆる分野で積極的に協力している」と述べ結束を強調しました。
ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官によりますと、これまでに少なくとも20人の死亡が確認されたほか、59人がけがをしているということです。 また、行方不明者の情報も40件以上寄せられているということで、救助活動が続けられています。
コリハイエフ市長の顧問もSNSに「けさ、コリハイエフ氏が車から降りたとたん、ロシアのFSBと見られる者たちに拘束され、『Z』という文字が書かれたバスに乗せられて連行された。その理由は市長がロシア側への協力を拒んだことであるのは間違いない」と投稿しました。 投稿によりますと、コリハイエフ市長は数日前、ロシア側が一方的に任命した別の市長から協議に応じるよう求められ、拒否した場合は逮捕すると脅されていましたが、この要求に応じなかったということです。 ロシア側はことし4月にコリハイエフ市長を解任したと一方的に主張しています。
資産凍結の対象には、ロシアによるウクライナへの侵攻に使われている武器や軍用機を生産する企業などが含まれていて、イエレン財務長官は声明で「われわれはロシアに厳しい制裁を科すという同盟国などとの約束を改めて確認した。ロシアの重要な軍事技術へのアクセスをさらに遮断する」と強調しました。
ロイター通信 ショッピングセンター近くの公園の映像を配信
攻撃受けたショッピングセンター 人工衛星から撮影
北欧2国のNATO加盟 トルコが支持へ 両国の加盟に向け前進
米バイデン大統領 ツイッターで歓迎の意を示す
プーチン大統領 軍事侵攻以降で初の外国訪問 タジキスタン訪れる
ロシア国防省 “ショッピングセンターへの攻撃ではない”
ショッピングセンターへの攻撃 “少なくとも20人死亡”
親ロシア派勢力の幹部 ヘルソン市長が拘束されたと主張
米バイデン政権 99の団体や個人に資産凍結措置