《投手部門》
▽巨人の34歳、菅野智之投手は昨シーズン、右ひじのけがの影響もあり、プロに入って最も少ない4勝と苦しみましたが、今シーズンは持ち味のストレートやスライダーのキレが戻り、15勝3敗の成績で、4年ぶり4回目となる最多勝のタイトルに輝きました。
また、勝率は8割3分3厘で、4年ぶり2回目の最高勝率にも輝きました。
▽中日の4年目、22歳の高橋宏斗投手で1.38をマークして、初めてのタイトル獲得です。
▽来日8年目となった中日のマルティネス投手が43セーブを挙げて、2年ぶり2回目のタイトルです。
▽巨人の6年目、戸郷翔征投手が156個をマークして、2年ぶり2回目の獲得となりました。
▽阪神の3年目、桐敷拓馬投手と
▽育成出身の中日の2年目、松山晋也投手が
43ホールドポイントを挙げ、いずれも初となるタイトルを分け合いました。
《打撃部門》
DeNAのオースティン選手とヤクルトのサンタナ選手が最後まで争いましたが、
▽オースティン選手が打率3割1分6厘で、サンタナ選手を1厘上回り、初めてのタイトルを獲得しました。
▽サンタナ選手は首位打者を逃した一方、出塁率3割9分9厘で最高出塁率のタイトルに輝きました。
▽ヤクルトの7年目、村上宗隆選手は、ホームラン33本を打って2年ぶり3回目のホームラン王に、86打点をマークして2年ぶり2回目となる打点王に輝きました。
村上選手のタイトル獲得は、史上最年少で三冠王に輝いた2022年以来です。
▽同じくヤクルトの5年目、23歳の長岡秀樹選手が、163本のヒットを打って最多安打のタイトルを獲得しました。
▽19個の盗塁をマークした阪神の6年目、近本光司選手が3年連続5回目の獲得となりました。
20個に満たない数での盗塁王は、1950年に2リーグ制となってからは初めてです。