長野県内の
交番に
勤務する
61歳の
相談員が
落とし物の
届け出をした
人などの
個人情報を
閲覧し、
女性と
見られる
名前を
選んで
1100人余りの
携帯電話の
番号などを
入手し、このうち
240人余りにメールを
送っていたことがわかりました。
相談員は「
女性と
知り合いたかった」と
説明していて、
24日付けで
処分を
受け
退職しました。
処分を
受けたのは
長野県警の
元警察官で、
県内の
交番で
勤務する
61歳の
相談員です。
警察によりますと、この相談員は去年4月から9月ごろまでの間、警察に相談を寄せた人や落とし物の届け出をした人の個人情報を管理するシステムにアクセスするなどして、女性と見られる名前を選んで合わせて1120人分の携帯電話の番号などを勝手に入手したうえ、このうち241人にメールを送っていたということです。
メールを受け取った女性が不審に思って警察に問い合わせ、発覚しました。相談員は誕生日を祝うメールを送っていたケースが多く、警察の内部調査に対し「女性と知り合いたかった」と説明しているということです。
警察は県の個人情報保護条例違反の疑いで調べるとともに、24日付けで報酬を減額する処分とし、相談員はみずから退職しました。
長野県警察本部は「皆さまにおわび申し上げます。指導や業務管理を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。