大統領選挙を
目前に
控えた
フランスの
首都パリ中心部のシャンゼリゼ
通りで
日本時間の
21日未明警察官2人が
男に
襲われて
1人が
死亡、
1人がけがをしました。
捜査当局はテロの
疑いもあると
見て
調べています。パリ
中心部のシャンゼリゼ
通りで
20日夜、
日本時間21日未明、
2人の
警察官が
男に
襲われて
1人が
死亡、
1人が
重傷を
負いました。
警察によりますと男は警察官を狙って発砲したあと、警察側から撃たれて死亡したということです。
捜査当局はテロの疑いもあると見て捜査を開始したことを明らかにしました。
現場は、パリ中心部の観光名所で、当時、現場周辺には多くの観光客が訪れていましたが、パリの日本大使館によりますとこれまでに日本人が事件に巻き込まれたという情報はないということです。
事件を受けてシャンゼリゼ通りの周辺は武装した警察官が封鎖して厳重な警戒にあたっています。
フランスでは今月23日に大統領選挙の1回目の投票が行われる予定で、これを前に18日には南部マルセーユでテロを計画した疑いで男2人が逮捕されるなど、テロへの警戒が続いています。
フランスではおととし11月のパリの同時テロ事件のあと非常事態宣言が出されたままで、投票日の当日には全土で警察官や兵士など5万人以上を動員してテロへの警戒を強化することにしています。
現場近くで銃撃の様子を目撃していたという男性は「警察の車のすぐ後ろに別の車が止まり、運転していた男が自動小銃を持って外に出て、6発の銃声が聞こえた。それを見た瞬間建物の中に避難して、警察が男を撃つのを見た。路上で多くの人が撃たれると思ったが、男は警察を狙っていた」と、当時の様子を話していました。
また、男性は「避難した建物には外国人を中心に50人ほどの人がいて、みんな何が起きたのかわからない様子だった」と話していました。