28日午後、
長野県の
北アルプスの
白馬岳で
雪崩が
起きて、
登山中の
男性2人が
巻き込まれ、このうち
1人は
自力で
脱出しましたが、
1人の
行方が
分からなくなっています。
警察はヘリコプターを
出して
救助活動にあたるとともに、
雪崩が
起きた
詳しい
状況を
調べています。
28日午後0時半すぎ、
長野県の
北アルプスの
白馬岳で、「
雪崩が
起きて
1人が
巻き込まれた」と
近くにいた
登山者から
警察に
通報がありました。
警察によりますと、
雪崩が
起きたのは
標高2932メートルある白馬岳の「
白馬大雪渓」の
上部付近で、
登山をしていた
男性2人が
下山途中に
雪崩に
巻き込まれました。
このうち、20代の男性は自力で脱出しましたが、30代の男性の行方が分からなくなっているということです。
2人が提出した登山届では、日帰りの予定だったということです。「白馬大雪渓」は、夏でも雪の上を歩いて登山ができるコースとして人気があり、付近の山小屋を利用して年間4万人以上が訪れるということです。
気象台によりますと、28日は長野県内では雪崩注意報は出されていなかったということです。現場付近では、警察の山岳救助隊員など10人ほどが棒を使って男性の行方を捜していました。警察はヘリコプターを出して救助活動にあたるとともに、雪崩が起きた詳しい状況を調べています。
白馬大雪渓とは
「白馬大雪渓」は北アルプスの白馬岳と杓子岳に挟まれた谷にあります。長野県白馬村によりますと、長さは3.5キロ、標高差が600メートルあり、夏でも雪の上を歩いて登山ができるコースとして
人気があります。村によりますと、付近の山小屋を利用して年間4万人以上が訪れるということです。