北朝鮮の
国営メディアは、
日本や
アメリカも
参加して
16日まで
モンゴルで
行われた
国際会議に
北朝鮮外務省の
関係者が
出席し、「アメリカに
対抗して、われわれの
力で
国家の
安全を
守って
行く」と
主張したと
伝え、
核・ミサイル開発を
推し進める
従来の
立場を
改めて
強調しました。
北朝鮮の
国営メディアは
18日、
16日までモンゴルの
首都ウランバートルで
開催された
北東アジア地域の
安全保障問題を
話し合う
国際会議「
ウランバートル対話」に、
北朝鮮外務省傘下の
アメリカ研究所から
代表団が
出席したと
伝えました。
この中で、会議には日本やアメリカ、それに中国、ロシアなどから政策研究機関の関係者が出席し、北朝鮮側は「アメリカの敵視政策の不当性を明らかにした」としています。
そのうえで「アメリカの横暴に断固として対抗して、われわれの力で国家の平和と安全を守り、アメリカによるいかなるやり方にも喜んで対応する」と主張したとして、核・ミサイル開発を推し進める従来の立場を改めて強調しました。
会議には、北朝鮮外務省北米局のリ・ヨンピル副局長がアメリカ研究所副所長の肩書で出席していて、日本の外務省は、出席した滝崎アジア大洋州局審議官がリ副所長と短時間意見を交わし、核・ミサイル開発の放棄などを求めるとともに、一日も早くすべての拉致被害者を帰国させるよう求めたと発表していました。