日本新聞: 動物園のジャガーに「血のアイスキャンディー」猛暑で生きるための“おやつ”　米テキサス州

動物園どうぶつえんのジャガーに「血ちのアイスキャンディー」猛暑もうしょで生いきるための“おやつ”　米べいテキサス州しゅう

Aug 9, 2023 10:08 4

Furigana

　日本にっぽんはもちろん、世界各地せかいかくちで猛暑もうしょが続つづく中なか、驚おどろきの光景こうけいが見みられた。米べいテキサス州しゅうヒューストンでは２日ふたかに最高気温さいこうきおん37．8度どを超こえた。すると、市内しないの動物園どうぶつえんでは、飼育しいくされているジャガーに、ビッグサイズで赤あかくて冷つめたいものが与あたえられた。それはなんと「血ちのアイスキャンディー」だった。

　動物園どうぶつえんによると、このキャンディーは主おもに馬肉ばにくからのひき肉にくで作つくられているという。水みずと混まぜて凍こおらせ、ネコ科かの動物どうぶつたちに与あたえている。飼育担当者しいくたんとうしゃは「主食しゅしょくの一部いちぶではないので、基本的きほんてきな栄養えいようはないが、私わたしたちにとってのアイスクリームのようなおやつだ」と話はなす。

　動物どうぶつたちは１年ねんを通とおしてこのアイスキャンディーを食たべることが可能かのうだが、夏場なつばはより大おおきなサイズを用意よういするという。

　この担当者たんとうしゃは「ジャガーは南米原産なんべいげんさんなので、高温多湿こうおんたしつの環境かんきょうには慣なれている。しかし日光にっこうを浴あびると体力たいりょくを消耗しょうもうするため、日陰ひかげを好ここのむ。今日きょうみたいに暑あつい日ひは彼かれらが涼すずしく過すごせるよう、我われわれ々は様さまざま々な方法ほうほうを用意よういする。血ちのアイスがよいのは、見みているお客きゃくさんたちの体からだも冷ひやすことができることだ」と説明せつめいしていた。