日本新聞: プロ野球西武山川穂高選手を性的暴行の疑いで書類送検

プロ野球やきゅう西武せいぶ山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅを性的せいてき暴行ぼうこうの疑うたがいで書類しょるい送検そうけん

May 23, 2023 13:05 1

Furigana

プロ野球やきゅう・西武せいぶの山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅが去年きょねん、東京とうきょう港みなと区くのホテルで知人ちじんの女性じょせいに性的せいてき暴行ぼうこうをした疑うたがいがあるとして、警視庁けいしちょうが23日にち書類しょるい送検そうけんしたことが捜査そうさ関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。

書類しょるい送検そうけんされたのは、プロ野球やきゅう・埼玉さいたま西武ライオンズせいぶらいおんずの山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅ（31）です。

捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと、去年きょねん11月つき、東京とうきょう港みなと区くのホテルで、知人ちじんの20代だいの女性じょせいに性的せいてき暴行ぼうこうをした疑うたがいがもたれています。

警視庁けいしちょうは女性じょせいからの被害ひがい届とどけを受うけ、山川やまかわ選手せんしゅから事情じじょうを聴きくなどして捜査そうさを進すすめていましたが、起訴きそを求もとめる「厳重げんじゅう処分しょぶん」ではなく、判断はんだんを検察けんさつに任まかせる「相当そうとう処分しょぶん」の意見いけんを付つけて、23日にち、書類しょるい送検そうけんしました。

山川やまかわ選手せんしゅは昨さくシーズン、ホームラン41本ほん、90打点だてんの成績せいせきを残のこして、3年ねんぶり3回かい目めのホームラン王おうと初はじめての打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくし、ことし行おこなわれたWBC＝ワールド・ベースボール・クラシックに日本にっぽん代表だいひょうとして出場しゅつじょうしましたが、球団きゅうだんは今月こんげつ12日にちにコンディションの再さい調整ちょうせいのため、1軍ぐんの出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうしていました。

山川やまかわ選手せんしゅとは

山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅは沖縄おきなわ県けん出身しゅっしんの31歳さい。

2014年ねんにドラフト2位いで入団にゅうだんした右みぎバッターの内野ないや手しゅです。

豪快ごうかいなスイングが持ち味もちあじの強打きょうだ者しゃで、5年ねん目めの2018年ねんは全ぜん試合しあいに4番ばんで出場しゅつじょうしてホームラン47本ほんをマークし、初はつのホームラン王おうのタイトルを獲得かくとくしたほか、パ・リーグぱり-ぐのMVP＝最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅにも選えらばれました。

翌年よくねんの2019年ねんも43本ほんのホームランを打うって2年ねん連続れんぞくのホームラン王おうに輝かがやきました。

2020年ねんと2021年ねんはけがや打撃だげき不振ふしんの影響えいきょうで、打率だりつ2割わり台だい前半ぜんはん、ホームランが20本ほん台だいにとどまったものの、9年ねん目めの昨さくシーズンはホームラン41本ほん、90打点だてんの成績せいせきを残のこして3年ねんぶりのホームラン王おうと初はじめての打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくしました。

ことし3月つきに行おこなわれたWBC＝ワールド・ベースボール・クラシックでは、日本にっぽん代表だいひょうとして出場しゅつじょうし、日本にっぽんの優勝ゆうしょうに貢献こうけんしました。

しかし、シーズンが始はじまってからは、先月せんげつ10日にちに右足みぎあしのふくらはぎの張はりで戦列せんれつを離脱りだつし、今月こんげつ2日にちに復帰ふっきしましたが、持ち味もちあじの力強ちからづよいバッティングが発揮はっきできていないことなどから、球団きゅうだんは「総合そうごう的てきに考慮こうりょした結果けっか、コンディションを再さい調整ちょうせいする必要ひつようがあると判断はんだんした」として今月こんげつ12日にちに再ふたたび1軍ぐんの出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうしていました。

球団きゅうだん “事実じじつは確認かくにんしている誠まことに遺憾いかん”

プロ野球やきゅう・西武せいぶの山川やまかわ穂高ほたか選手せんしゅが書類しょるい送検そうけんされたことを受うけて、球団きゅうだんは「書類しょるい送検そうけんされた事実じじつは確認かくにんしている。当とう球団きゅうだんの選手せんしゅが書類しょるい送検そうけんされたことは誠まことに遺憾いかんだ。ファンの皆みなさまや関係かんけいの皆みなさまにご心配しんぱいをおかけして、誠まことに申し訳もうしわけございません」とコメントしています。