一連の
広域強盗事件で
指示を
出していた
疑いがあり、フィリピンを
拠点に
特殊詐欺に
関与したとして
グループの
幹部ら4
人が
逮捕・
起訴された
事件で、
新たに4
人のメンバーがフィリピンから
日本に
送還され、
特殊詐欺に
関わった
疑いで
警視庁に
逮捕されました。
逮捕されたのは、佐藤翔平容疑者(32)や藤田海里容疑者(24)ら4人です。
捜査関係者によりますと、2019年、東京都内に住む女性にうその電話をかけてキャッシュカードを盗んだなどとして、窃盗の疑いが持たれています。いずれもフィリピンにある特殊詐欺の拠点のリーダーや、詐欺の電話をかける「かけ子」とみられ、フィリピンの入管施設に収容されていましたが24日、日本に送還され、移送中の飛行機内で逮捕されました。
4人は24日午後、成田空港に到着し、捜査員に連れられて警察車両に乗り込みました。
去年からことしにかけて相次いだ一連の広域強盗事件では、フィリピンを拠点に特殊詐欺に関与したとして、逮捕・起訴された渡邉優樹被告(39)ら、グループの幹部など4人が指示を出していた疑いがあり、警視庁が捜査を進めています。
このグループによる特殊詐欺事件の被害額は60億円以上にのぼるとみられ、警視庁は、現在も「かけ子」とみられる容疑者1人がフィリピン当局に拘束されていることから、送還を求めて調整を続けるとともに、グループの実態解明を進めることにしています。