Actualités japonaises: 政府技能実習制度見直し検討へ法相「目的と実態がかい離」

政府せいふ技能ぎのう実習じっしゅう制度せいど見直みなおし検討けんとうへ法相ほうしょう「目的もくてきと実態じったいがかい離かいり」

Jul 29, 2022 13:07

Furigana

外国がいこく人じんが働はたらきながら技術ぎじゅつを学まなぶ技能ぎのう実習じっしゅう制度せいどについて、政府せいふは、目的もくてきと実態じったいがかけ離かけはなれているなどとして、見直みなおしに向むけた本格ほんかく的てきな検討けんとうを進すすめる方針ほうしんです。

外国がいこく人じんが日本にっぽんで働はたらきながら技術ぎじゅつを学まなぶ技能ぎのう実習じっしゅう制度せいどは、発展はってん途上とじょう国こくの人材じんざい育成いくせいを主おもな目的もくてきとする一方いっぽうで、実際じっさいは、労働ろうどう環境かんきょうが厳きびしい業種ぎょうしゅを中心ちゅうしんに人手ひとでを確保かくほする手段しゅだんになっているといった指摘してきも少すくなくありません。

古川ふるかわ法務ほうむ大臣だいじんは記者きしゃ会見かいけんで、「国際こくさい貢献こうけんという目的もくてきと人手ひとで不足ふそくを補おぎなう労働ろうどう力りょくとしての実態じったいがかい離かいりしているとの指摘してきはもっともだ。技能ぎのう実習じっしゅう生せいにとっては、分わかりにくく、人権じんけん侵害しんがいが生しょうじやすい制度せいどとなっている」と述のべました。

そのうえで、「外国がいこく人じんの人権じんけんが守まもられ、理念りねんと実態じったいが整合せいごうした制度せいど作づくりを目指めざして着実ちゃくじつに議論ぎろんを深ふかめ、長年ながねんの課題かだいを、歴史れきし的てき決着けっちゃくに導みちびきたい」と述のべ、政府せいふ全体ぜんたいで見直みなおしに向むけた本格ほんかく的てきな検討けんとうを進すすめる考かんがえを示しめしました。