14日、午後4時半ごろ、名古屋市熱田区の「野立コミュニティセンター」を訪れていた男性から「刃物で切られた人がいる」と110番通報がありました。
警察が現場に駆けつけると40代くらいの女性が腹を刺され、50代くらいの男性が切りつけられていて、2人は病院に搬送されましたが、搬送時、いずれも意識はあったということです。
現場では、刃物を持った住所・職業不詳の自称・前田道夫容疑者(68)がその場にいた人たちに取り押さえられ、警察官に殺人未遂の疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、当時、コミュニティセンターでは地域の集会が開かれていて、容疑者が突然入ってきてその場にいた2人を切りつけるなどしたということです。
調べに対し「近所に住んでいて、日頃からコミュニティセンターから出る音を気にしていた」などと話しているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。
近くで整骨院営む男性「音うるさいと感じたことない」
現場近くで整骨院を営む40代の男性は「パトカーや救急車が並んでいた。近所の人たちから『人が刺された』と聞いた。近くでこんなことがあり、衝撃を受けています。自分はコミュニティセンターの音がうるさいと感じたことはないです」と話していました。